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ブックマーク / spacesite.biz (3)

  • ぎょしゃ座イプシロン

    ぎょしゃ座。それは冬から春にかけて、北の夜空に見える五角形の星座である(右)。最も明るい星は「カペラ」(Capella)で、その脇に小さく輝く「イプシロン」(Epsilon)という星がある。暗い空なら肉眼でも普通に見える恒星だ。 このイプシロンが、非常に興味深い。その不可解な振る舞いは恒星を研究する学者たちを1世紀以上悩ませ、説明のためにその時代の最先端の天体モデルが動員されたのである。 ここでは、その摩訶不思議な「ぎょしゃ座イプシロン」を眺めてみることにしよう。 変光の発見とその奇抜さ ぎょしゃ座イプシロンは、光度を変化させる変光星である。その変光を初めて認識したのはドイツのフリッチという名の牧師で、1821年のことだった。この年2月20日の観測メモに残された記録、「ぎょしゃ座のイプシロンがしばしばζ(ゼータ)やη(イータ)よりも暗く見える。誰かこれを観測した人はいますか。」、これが最古

  • ロシア宇宙開発史/Russian Space Anthology

    LAST UPDATE: 12.04. 2011 ( 「Soyuz Flight Log 1967-2011」 UP ) ソ連/ロシア宇宙開発の大いなる遺産 (-) Dedication (0) はじめに 連載にあたって (1) ヤー・チャイカ! テレシコワの見た宇宙 (ボストーク6号) (初版 07.21.2003) (2) サーカス・サーカス 強引なフルシチョフの命令 (ウォスホート1号)(初版 11.11.2003) (3) どこまでも運のいい男 レオーノフの緊迫した体験 (ウォスホート2号)(初版 11.21.2003) (4) メチタ・男の夢(上) 「ソ連宇宙開発の父」セルゲイ・コロリョフ (初版 12.14.2003) (5) メチタ・男の夢(下) 夢を追い続けたコロリョフ親方の闘争 (スプートニク1号) (6) 男の友情 欠陥だらけだった新宇宙船の悲劇 (ソユーズ1号)(初版

  • ルノホート ルナ17号、21号

    ババキンの傑作(2) サンプルリターン機に引き続き、ルノホートについて見てみよう。 ルノホート「Ye-8」 ルノホート“луноход”とは、直訳すると「月面車」となる(「луно」=「月の」、「ход」=「車」)。下の2台がそうだが、洋式便器にも似たその独特のフォルムは非常に印象的である。子供向けの図鑑にも描いてあることがあり、どこかで見た記憶がある人も多いのではないだろうか。 左はルノホート1号であり、右はルノホート2号である。よく見ると相違点もいくつかあり、とても興味深い。2号に見える“便器のフタ”の裏側は太陽電池になっており、これは1号も同様である(写真は閉じた状態)。 これが形になるまでには、これまた興味深い流れがあった。その辺の話も辿りながら、この車の特徴と活躍をまとめてみることにする。 ◇ ルノホートが来、有人月探査において用いられる重要なサブシステムであったことは以前にも

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