AFPBBニュースの記事によると、軌道投入に失敗し昨年11月に地球落下の可能性が報じられたフォボス・グルントについて、ロシア宇宙庁が15日前後に落下する見通しを発表した。 予想落下時刻の中心はモスクワ時間の15日午後1時18分(JST午後6時18分)で、場所はインドネシア・ジャカルタ西方のインド洋(Space.comの記事に軌道図と予想落下位置の地図がある)。ただし、落下予想時刻と場所は直前になって変更される可能性があり、落下時刻は中心時刻の前後1日程度(14日から16日)、落下場所については「北緯51度と南緯51度の間のどこか」に落ちるだろうとしか確実に言えることはないそうだ。 フォボス・グルントは、以前落下が話題となった米UARS(6トン)と独ROSAT(2.4トン)よりはるかに重い13.5トン。20個から30個、計200キロの破片が地上に降り注ぐとの予想だそうだ。