過激派組織「イスラム国」(IS)は、ネット上に公開する英文機関誌「ダビク」最新号に、中国人とノルウェー人を人質にしたとして身代金を募る記事を掲載した。 それぞれ広告のような体裁で、黄色い服を着た写真とともに「売り出し中」と書かれている。中国人とされる男性はファン・ジンフイという名前の50歳で、北京出身のコンサルタント、ノルウェー人とされる男性はオレ・ヨハン・グリムスガード・オフスタッドという名前の48歳とされる。 2人ともそれぞれの政府に見捨てられたとし、身代金を払いたい者の連絡先としてイラクの国番号の電話番号も掲載している。 中国外務省の洪磊副報道局長は10日の定例会見で「現在確認中だ」と述べ、「中国政府は、罪のない一般の人へのいかなる暴力行為にも断固反対する」と強調した。ノルウェーのソルベルグ首相は同日、声明を発表し、自国民が1月末にシリアで誘拐され、多額の身代金の要求があったことを認
