9月9日、オーストラリアのアボット首相(写真)は、これまでの人道的難民受け入れ枠に加え、新たにシリア難民1万2000人を受け入れる方針を示した。6月撮影(2015年 ロイター/Edgar Su) [シドニー 9日 ロイター] - オーストラリアのアボット首相は9日、これまでの人道的難民受け入れ枠に加え、新たにシリア難民1万2000人を受け入れる方針を示した。合わせて、イラクで行っている過激派組織「イスラム国」に対する空爆をシリアにも拡大することを明らかにした。
トルコでは、自慢のあご髭を剃り落とし、ツルツルの顔になる男性が増えている。トルコの通信社ドーガンによれば、ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)の戦闘員と見間違われないようにするためだ。 エーゲ海内陸部マニサ県の理容師団体傘下の理容室にも、ISISかその支持者と思われないよう髭を剃りたいという客が殺到しているという。 マニサ県理容師美容師協会の会長を務めるアリ・バトゥーはドーガンにこう語っている。「以前は髭が男らしいとされ、誰もが髭を伸ばしていた。おかげで理容師の商売が減ってしまったほどだ。だが今は、ISISのような残虐な集団の仲間とは思われたくないという客が増えている」 昨年夏、ISISがシリアとイラクの国土のかなりの部分を支配下に置いて以来、地理的に近接するトルコの緊張も高まっている。先月、トルコ南部でISIS支持者によると思われる自爆テロで32人が死亡すると、トルコ政府もシリアにあ
イスラム過激派組織「イスラム国」のメディア部門「Welayat Sayna」が公開した、ISの旗の前にひざまずくクロアチア人男性の映像の一コマ(2015年8月5日公開)。(c)AFP/WELAYAT SAYNA 【8月13日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は12日、人質に取っていたクロアチア人男性を斬首したと発表し、男性の遺体とされる写真を公開した。事実ならば、ISがエジプトで欧州人を殺害した初の事例となる。 殺害が発表されたのは、フランス企業CGGで働いていたトミスラブ・サロペック(Tomislav Salopek)氏。先月エジプトの首都カイロ(Cairo)で拉致されていた。 クロアチアのゾラン・ミラノビッチ(Zoran Milanovic)首相は記者団に対し、同氏の死亡を「100%の確信をもって確認」はできないと語った一方で、「だが事態はよ
過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称するシリア北部ラッカの住民に対し、市外へ出ることを制限していると、ラッカ出身者が朝日新聞の取材に語った。病気治療のためなら認められるが、許可が必要だという。人口流出の防止、戦闘員となる若者の確保などを目的としている可能性がある。 【写真】ラッカでの生活を語る女性。外出時の服装を再現してもらった=5月14日、シリア・ホムス、矢木隆晴撮影 シリア中部ホムスで5月中旬、取材に応じたラッカ出身の大学生らによると、ISは今年1月、男性は60歳未満、女性は50歳未満のラッカ住民に対し、病気治療で他都市の医療機関を受診する場合を除いてラッカから出ることを禁じた。 ラッカ外へ出るにはISが運営するラッカの病院の医師と裁判所からそれぞれ許可を得る必要がある。そのうえでIS当局が通行証を発行。検問所で通行証を見せる仕組みだ。ラッカは医師や医薬品が足りないため、
女優として舞台に立つ傍ら、弁護士としても活躍した推理作家――。栗色の髪に緑の瞳のシゴレーヌ・ヴァンソン(41)は、その華やかな肩書から想像しにくい地味なたたずまい、内気そうで穏やかな話しぶりの女性である。 フランス中部リヨン郊外に生まれ、電力企業で働く父の仕事の都合で少女期の約6年を東アフリカのジブチで過ごした。帰国後はパリ郊外に暮らし、俳優養成学校に通って舞台女優としての経歴を積んだ。日本でも公開されたダニエル・トンプソン監督の2006年の映画『モンテーニュ通りのカフェ』に端役で出演している。 一方で、パリ第1大学に通って法律を学び、弁護士資格を取得して生計を立てた。2007年には友人の外科医フィリップ・クランマンとの共作で推理小説『青い医療メス』を発表し、冒険小説賞を受賞。以後著作に専念し、2011年には単著の小説『子どもの頃の国から逃げて』を刊行した。有名作家というほどではないものの
長崎県対馬市の海神(かいじん)神社から2012年に盗まれ、韓国から返還された国の重要文化財の銅造如来立像(高さ38センチ)が18日、対馬市の県立対馬歴史民俗資料館に運ばれた。文化庁と長崎県が同日、発表した。17日に韓国から日本側に引き渡されていた。 立像は12年10月に対馬市で盗まれた2体の仏像の一つで、日本側は同時期に盗まれた県指定有形文化財の観世音菩薩坐像(ぼさつざぞう)とともに返還を求めてきた。韓国の検察当局は、立像については、所有権を主張する寺や団体がなかったとして、日本側への返還を決めていた。 立像と対面した神社の責任役員の扇平(おおぎたいら)さん(58)は「ほっとした。お帰りなさい、さみしかったでしょう、と声をかけました」。文化庁の担当者からは、戻ってきた立像について、右手中指の先が数ミリ欠けていると説明を受けたという。盗難時に破損したのではないか、と扇さんは話す。 立像は当面
【2016年3月27日:まとめの最後のほう「なぜスイート・ケークス店長夫妻への処罰はここまで重くなったのか?」を追加しました】 このまとめに登場する店舗、グループ ◎ヴィクトリアのケーキコテージ 米同性愛問題―クリスチャンのパン屋、訴訟問題に発展か 続きを読む
過激派組織「イスラム国」(IS)は25日、今年1月にクルド人勢力に奪還されたシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)に再び侵攻した。トルコのメディアによると、戦闘で少なくとも55人以上が死亡した。シリア北部では今月中旬にクルド人勢力が、ISの補給拠点だったテルアビヤドを制圧。追い詰められたISが反撃に出たとみられる。 コバニはトルコ国境に接するシリアのクルド人居住地域にある。トルコのニューステレビ局NTVなどによると、ISの戦闘員は25日未明からコバニに入り、車を使った自爆などで攻撃した。ISとクルド人勢力との戦闘は現在も断続的に続いているという。 コバニ防衛にあたるシリアのクルド人組織「民主統一党」(PYD)幹部は25日、トルコのドアン通信のインタビューに応じ、IS戦闘員は親米欧のシリア反体制派軍事組織「自由シリア軍」の服装をしていたと指摘した。 シリア国営のSANA通信は同日、「I
アジアでの勢力拡大を狙うテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)が、迫害を受けてミャンマー(ビルマ)を脱出しているイスラム系少数民族ロヒンギャ族を戦闘員に勧誘し、訓練しているという。 この数年でミャンマーを脱出したロヒンギャ族は最大10万人に上り、兵力増強をもくろむISISの格好の標的になっているとの懸念が高まっている。彼らの目指す地が、ISISが人員募集を活発に行っているマレーシアやインドネシアであればなおさらだ。 現在、シリアとイラクでISISメンバーとして戦闘に加わっているインドネシア人は約700人、マレーシア人は約200人だ。シンガポールのリー首相は先週、「東南アジアはISISにとって重要な人材勧誘の場になっている。インドネシア人とマレーシア人のISIS戦闘員は多く、彼らだけで一部隊をつくっている」と語った。伝えられるところでは、この部隊はカティバ・ヌサンタラと呼ばれている
仏パリの駅構内にある売店に積まれた風刺週刊紙シャルリー・エブド(2015年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARTIN BUREAU 【5月23日 AFP】仏パリ(Paris)郊外のマルセラン・ベルテロ(Marcellin-Berthelot)高校で21日、同国の風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)を支持する内容の校内新聞を発行したことで殺害の脅迫を受けた生徒を支援する集会が行われ、教師や他の生徒らが参加した。 教育当局はこの学校の警備を強化する方針を示している。同校の警備を強化し、「必要と判断されれば」警察が生徒らを保護するため特別警戒にあたるという。 ルイ(Louis)君(17、名字は非公開)は今年1月、イスラム過激派の男2人によるパリのシャルリー・エブド本社襲撃事件を含め、計17人が殺害された過激派による一連の事件を受けて、校内新聞の特集号を発行した。
イラクでは、過激派組織IS=イスラミックステートが、これまで政府軍が支配していた西部アンバール県の中心都市ラマディに攻勢をかけて、市内をほぼ制圧したもようで、イラク政府やアメリカなどの有志連合にとって大きな打撃となっています。 このあと、市内にいた政府軍のほとんどの部隊が退却し、ISがラマディ市内をほぼ制圧したもようで、ISを名乗る組織もインターネット上に「ラマディの全域を制圧した」とする声明を出しました。 ISが去年以降、広大な地域を支配してきたアンバール県の中で、中心都市のラマディは政府軍がかろうじてISの進撃を食い止めてきました。また、政府軍は先月はじめ、北部の主要都市ティクリットをISから奪還するなどアメリカ軍などの空爆の支援も受けて攻勢を強めてきました。 しかし、ISの反撃によってラマディがほぼ制圧されたことは去年8月にアメリカ軍などが軍事作戦に乗り出して以降、最大の打撃となり、
2013年4月、米ボストン・マラソンのゴール付近に爆弾が仕掛けられたテロ事件で、マサチューセッツ州の連邦地裁の陪審員は15日、実行犯のジョハル・ツァルナエフ被告(21)に死刑を適用すべきだと評決を言い渡した。正式な判決は裁判所が改めて宣告するが、陪審員の評決を尊重しなければならない。 ツァルナエフ被告は、死亡した兄と一緒に爆弾で3人を殺害したほか、逃走中に警察官を殺害した罪などで起訴された。事件の悪質さや計画性について、12人の陪審員全員が公判で証明されたと判断した。 一方、弁護側が主張した「兄の影響下にあった」「十分に反省している」といった情状が証明されたと考えたのは2、3人だった。死刑を言い渡すためには、全員の結論が一致しなければならない。 死刑評決を受けて、リンチ司法… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員に
2015年3月17日、イスラエルで第20期イスラエル国会(クネセト)選挙が行われた。大方の予想に反して、与党ネタニヤーフ・リクードが第一党になった。だが、2015年5月6日の組閣期限ぎりぎりで、右派・宗教・中道の諸政党から構成される連立内閣の組閣にようやくこぎつけた。 異例中の異例の組閣工作であった。というのも、本来なら選挙後45日以内に組閣されなければならないのであるが、一度組閣期限を迎えて、リヴリン大統領によって1週間、期限が延ばされた上での、議会で過半数ぎりぎり確保できる瀬戸際の組閣だったからである。このような延期はイスラエル政党史上でも初めての出来事である。それだけ、連立内閣の組閣が難航したわけである。 もともと、この総選挙はネタニヤーフ首相が昨年12月、4年任期の途中2年目で国会解散を決意したため実施されたものであった。解散の直接的な原因となったのが、極右勢力のイニシアティブの下
日本外国特派員協会(FCCJ)が選んだ「報道の自由推進賞」に、シリアで取材中に亡くなったジャーナリストの後藤健二さんらが選ばれた。「世界報道の自由の日」である5月3日に発表された。 ALEPPO, SYRIA - JANUARY 20: In this file photo, dated as October 24, 2014, Japanese journalist Kenji Goto Jogo, captured by Islamic State of Iraq and Levant (ISIL) and one of two Japanese hostages, is seen in Aleppo, Syria. (Photo by Ahmed Muhammed Ali/Anadolu Agency/Getty Images)
東アフリカのケニアで、武装グループが、大学のキャンパスに押し入って銃を乱射し、これまでに147人の学生が死亡しました。ケニアの治安当局は、武装グループの4人を射殺し、隣国ソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織の犯行とみて調べています。 現地からの報道によりますと、この大学には800人余りの学生が在籍しているということで、ケニアの治安当局は声明を発表し、この銃撃で、これまでに学生147人が死亡し、79人がけがをしたことを明らかにしました。 現場では、治安部隊が突入作戦を行い、武装グループの4人を射殺して、制圧したとしています。 銃撃を受けてけがをした男子学生の1人は、地元メディアの取材に対し、「朝の礼拝をしていたときに、突然、部屋に数人が入ってきて銃撃を始めた。窓から逃げ出そうとしたとき、足を撃たれた」と当時の状況を語りました。 この銃撃について、隣国ソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織「
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