イスラム過激組織IS(イスラム国)に志願して加わったとみられる兵士の妻や子どもたち計約1300人がイラク当局に保護されていることがわかった。9月10日、AP通信などが伝えた。 兵士らはいずれもイラク国外からやって来たあと、戦闘などで死亡。一緒にやって来た家族は行き場を失い、そのまま取り残されたとみられる。外国からの志願兵は数千人にのぼるとされる。
イスラム過激組織IS(イスラム国)に志願して加わったとみられる兵士の妻や子どもたち計約1300人がイラク当局に保護されていることがわかった。9月10日、AP通信などが伝えた。 兵士らはいずれもイラク国外からやって来たあと、戦闘などで死亡。一緒にやって来た家族は行き場を失い、そのまま取り残されたとみられる。外国からの志願兵は数千人にのぼるとされる。
ミャンマーの国境付近にあるバングラデシュ・ウキヤの難民キャンプで、支援品の食料に手を伸ばすロヒンギャ難民(2017年8月30日撮影)。(c)AFP 【8月31日 AFP】ミャンマーでイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団と軍との衝突が再燃し、大勢のロヒンギャが隣国バングラデシュへと避難する中、バングラデシュの沿岸警備隊は31日、避難するために乗った船が転覆して水死したロヒンギャ17人の遺体を発見した。犠牲者の多くは子どもだったという。 バングラデシュ当局によると、装備が不十分な粗末な船を使って、両国を隔てるナフ(Naf)川を渡って避難しようとするロヒンギャが増加している。 また、匿名を条件に取材に応じた沿岸警備隊の関係者によると、避難者らは波の荒いバングラデシュ周辺の海域に適さない「粗末な川釣り用の船」で海を渡っているという。 一方、バングラデシュの当局者らは、31日に
ヤジディ教徒の少年(右)はISISに拉致され洗脳された(クルド人自治区近郊の難民キャンプで) AHMED JADALLAH-REUTERS <ニューズウィーク日本版7月25日発売号(2017年8月1日号)は「『イスラム国』の子供たち」特集。ISISに洗脳され、憎悪と殺人術を刻み込まれた少年テロリストたちの実態に迫った。本記事は、特集の1記事「ISISチルドレンが攻めてくる」を一部抜粋・転載したもの> 放課後にはよく映画を見に行った、楽しかったよ。青い目をした少年は無邪気に言う。それは3年前、当時9歳の彼がまだシリア北部の都市ラッカの外れに暮らしていた頃のこと。父に連れられて行くこともあったし、学校の先生やクラスメイトと一緒のこともあった。 野外の会場には日よけの傘の下に大画面のテレビが据えてあり、みんな粗末な椅子に腰掛け、クッキーをつまみながら上映開始を待った。いろんなビデオがあったけれど
イラク・モスル西部の荒廃した市街を歩く人々(2017年7月12日撮影)。(c)AFP/FADEL SENNA 【7月18日 AFP】国連のヤン・クビシュ(Jan Kubis)事務総長特別代表(イラク担当)は17日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からイラク軍が奪還した同国北部モスル(Mosul)で、ISに味方したと疑われる住民への報復行為が増加していると警告した。 クビシュ代表は国連安全保障理事会(UN Security Council)で「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)と関係があると見なされた家族に対する集団的処罰を支持する感情が、大衆の間で高まっている」とし、懸念を表明した。 また同代表は「イラク全土で、ダーイシュとのつながりがあると見なされた国民が、強制退去や家屋の没収といった報復・復讐(ふくしゅう)行為の対象になる例が増えている」と述べた。 国連はイラク
ミャンマー西部ラカイン州で少数派イスラム教徒ロヒンギャへの人権侵害が報告されている問題で、アウンサンスーチー国家顧問が、国連人権理事会が派遣を予定している調査団に入国ビザを出さないよう指示したことが明らかになった。各国のミャンマー大使館に通知しているという。 6月30日の国会で、外務副大臣がロヒンギャ問題に答弁した中で「アウンサンスーチー氏は、我々は国連の調査団に協力しないと言っている。各国の大使館に調査団員にはビザを出さないよう命じる」と発言。外務省関係者によると、スーチー氏から同省に指示があり、大使館に一斉に知らせたという。 昨年10月にロヒンギャの過激派とみられる武装集団が警察施設などを襲撃してから、ロヒンギャに対する人権侵害が国連などによって報告されている。ミャンマー政府も独自の調査をしているが、国連はこれが「不十分」として、調査団の派遣を決めていた。 ミャンマー側は「これは国内問
シリア・アレッポ東部郊外の村を制圧した後、「イスラム国」の図像が描かれた住居に入る政府軍兵士(2017年3月30日撮影)。(c)AFP/George OURFALIAN 【7月1日 AFP】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は6月30日、シリアのイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は政府軍の進攻を受け、北部アレッポ(Aleppo)県から撤退し、もはや同県内にはいないと発表した。 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は「ISはアレッポ県の17の町と村から撤退し、現在は県外にいる」と述べた。 政府軍は中部ハマ(Hama)県と北部ラッカ(Raqa)県を結ぶ幹線道路付近のアレッポ県南東部に進攻していた。 アブドル・ラフマン氏によれば、政府軍は29日午後にその幹線道路を掌握し、
アフガニスタン南部ヘルマンド州ラシュカルガーの銀行前で起きた自動車爆弾の爆発後、搬送される負傷者(2017年6月22日撮影)。(c)AFP/NOOR MOHAMMAD 【6月23日 AFP】アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州の州都ラシュカルガー(Lashkar Gah)の銀行前で22日、旧支配勢力タリバン(Taliban)が自動車爆弾を使った攻撃を行い、少なくとも34人が死亡、58人が負傷した。当時現場では、給料を引き出そうとする人々が列を成していたという。 イスラム教の神聖な断食月「ラマダン(Ramadan)」の期間中に、またも襲撃が発生した。標的となった新カブール銀行(New Kabul Bank)前で負傷した人々は、即席の担架で病院に搬送された。 現場周辺では、爆発の威力で複数の自動車が横転した他、黒焦げになった破片が辺りに散乱し、煙が立ち上った。 アフガン政府はラマダ
パキスタン・クエッタのジンナーで、中国人男女が拉致された現場を警備する兵士ら(2017年5月24日撮影)。(c)AFP/BANARAS KHAN 【5月25日 AFP】パキスタン南西部バルチスタン(Balochistan)州の州都クエッタ(Quetta)で24日の白昼、現地で働く中国人の男女2人が拉致される事件が発生した。地元の警察当局が明らかにし、中国国営メディアも報じた。 拉致事件が発生したのは24日の正午ごろ。クエッタは500億ドル(約5兆6000億円)規模の投資開発を予定している「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」構想の中心地だが、パキスタンからの分離独立を求める勢力やイスラム勢力が活動しており、今回の事件は治安に対する懸念をいっそう高めそうだ。 地元警察の幹部はAFPに対し「中国人の男女がクエッタのジンナー(Jinnah)で拉致された」と述べた。身元不明の男3人が、2人をナン
インドネシアで国民の9割が信奉するイスラム教を「侮辱」したとして宗教冒瀆(ぼうとく)罪に問われたジャカルタ特別州のバスキ・チャハヤ・プルナマ知事(50)の判決公判が9日あった。検察側は執行猶予付きの判決を求めていたが、裁判長は禁錮2年の実刑を言い渡した。イスラム強硬派が勢いづく懸念が出ている。 バスキ氏は少数派の中華系キリスト教徒。昨年秋、反バスキ派がイスラム教の聖典コーランの一節を使って、知事選で同氏に投票しないよう訴えていた。バスキ氏がこれを批判したところ、「イスラム教への侮辱」と猛抗議を受け、昨年12月に在宅起訴された。 裁判長はこの日、「(コーランの一節が)人をだます道具に使えると被告は考えており、コーランへの侮辱だ」と認定して収監を命じた。バスキ氏は控訴したが、保釈が認められるかは不明だ。 問題の発言が強硬派に改ざんさ…
ドイツ西部オーバーハウゼンで、トルコ首相が参加して行われた集会でトルコの国旗を振る人々(2017年2月18日撮影)。(c)AFP/Sascha Schuermann 【3月29日 AFP】ドイツ検察当局は28日、トルコの情報機関が、米国に亡命中のイスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師の支持者とみられる人々に対しドイツでスパイ活動を行っているとの疑いについて、捜査を開始することを明らかにした。人権問題などをめぐって緊張が高まっている両国関係は、新たな局面を迎えている。 捜査は、ドイツ北西部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州のボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)内相が、ギュレン氏の支持者に対してトルコがスパイ活動を行うことは「容認できない」などと非難したことを受けたもの。ギュレン氏は、昨年7月にトルコで起きたクーデター未遂事件
独北部ハンブルクのモスクでスカーフを着用する女性(2013年10月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA/AXEL HEIMKEN 【3月14日 AFP】欧州司法裁判所(European Court of Justice)は14日、欧州連合(EU)加盟国の企業が従業員に対し、ヒジャブ(イスラム教徒の女性が頭部を覆うスカーフ)など自身の宗教や政治などに関する思想信条を表すものの着用を禁止することは可能だとの判断を示した。企業が社内規定で「政治的、哲学的、または宗教的信条を表すもの」を身に着けることを禁止しても「直接的な差別」には当たらないと裁定した。 欧州司法裁が裁定を下したのは、ベルギーの大手民間警備会社G4Sで受付として働いていたイスラム教徒、サミラ・アクビタ(Samira Achbita)さんの2003年の事案。アクビタさんは業務中にイスラム教徒用のスカーフを着用したいと主張したが
アイテム 1 の 2 2月27日、ロイターは、過激派組織「イスラム国(IS)」の自爆要員となった少年たちが直接書いた手紙や志願書などを入手した。写真は、IS訓練施設に残されていた自爆要員の少年の写真が付いた志願書。イラクのアルビルで26日撮影(2017年 ロイター/Alaa Al-Marjani) [1/2] 2月27日、ロイターは、過激派組織「イスラム国(IS)」の自爆要員となった少年たちが直接書いた手紙や志願書などを入手した。写真は、IS訓練施設に残されていた自爆要員の少年の写真が付いた志願書。イラクのアルビルで26日撮影(2017年 ロイター/Alaa Al-Marjani) [モスル(イラク) 27日 ロイター] - 「親愛なる家族へ。どうか私を許してください」──。イラクのモスル東部にある過激派組織「イスラム国(IS)」訓練施設の埃っぽい廊下に捨て去られていた手紙には、そう手書
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シリアの首都ダマスカスの警察署で16日に起きた自爆テロ事件で、実行したとされる8歳前後の少女が自爆前にその決意を語る動画が、ネット上に投稿された。父親を名乗る男から「あなたは不信者の前で自爆するんだよね」と聞かれて、少女は「神の意志により、私はやります」と答えている。少女を洗脳して自爆を強制したとみられる。 動画は3本あり、1本目(1分8秒)は男が少女とその妹とされる女の子を両側に座らせて「神の元に行くんだね」と問いかけると、少女は「はい知っています」などと答える。2本目(1分43秒)は、少女に別れを告げる母親とされる女が「ジハード(聖戦)はイスラム教徒の義務です」などと話している。3本目(2分22秒)は再び男が出てきて、少女は「アサド政権に木のように焼かれたアレッポの人々のために自爆した」と語っている。 動画について在英NGO「シリア人権監視団」のラミ・アブドゥルラフマン代表は朝日新聞の
イラク・モスルでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との戦闘中に陣地を作る場所に到着したイラク軍の特殊部隊員ら(2016年11月11日撮影)。(c)AFP/Odd ANDERSEN 【11月12日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は今週、イラク軍に協力するなどしたとして市民60人以上を殺害し、何人かの遺体を電柱につるした。国連(UN)が11日、明らかにした。 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のラビナ・シャムダサニ(Ravina Shamdasani)報道官は声明の中で、「ISIL(ISの別称)は8日、ISに反逆しイラク治安部隊(ISF)に協力したかどでイラク北部モスル(Mosul)で市民40人を射殺したとされる」と述べた。「犠牲者に着せられたオレンジの服には赤文字で『反逆者、ISFの工作員』と書かれていた。彼らの遺体はモスルの複数の地区の電柱につるされた」 同声明
1998年と2002年に公開された森達也監督のドキュメンタリー映画。事件後のオウム真理教に密着撮影し、教団*1の内側から社会の狂騒を見つめなおす。 森達也オフィシャルウェブサイト -森達也 映像作品紹介- ただし、あくまで加熱した教団報道の補完的な作品であり、限られた一面を切りとる映画である。単独で見ても事件や教団の全貌を知ることはできない。 どのような事件を起こしたか、どのような団体であるかという情報すら映画は断片的に言及するだけ。冤罪被害者もくわしい説明はない。 『A』は教団広報部の荒木浩副部長を中心に、生活感ある信者の姿を切りとっていく。「A」はオウムの頭文字であり、副部長のイニシャルであり、匿名を意味する英文字である。 もともとTV番組として企画され、初期に自主制作に移行したというだけあって、アナログTVと同じ画質で4:3のスタンダードサイズ*2。ほとんどの撮影を担当した森監督のカ
7月27日、過去1カ月、欧州市民を狙った相次ぐ攻撃は、自己急進化する「一匹狼」型の攻撃犯に対する恐怖を再燃させた。彼らは過激派組織「イスラム国」(IS)に触発され、その名の下で行動しているが、直接的な接触はない。写真は刃物を持った二人の男に襲われたフランス北部の教会に飾られた、犠牲者を追悼する花束。27日に撮影(2016年 ロイター/Pascal Rossignol)
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