ネパールの首都カトマンズの通りを歩くスリヤ・シャルマさん(仮名、2024年2月6日撮影)。(c)Prakash MATHEMA / AFP 【3月2日 AFP】ウクライナで、ロシアのために戦っているネパール人傭兵(ようへい)がいる。彼らはロシアのパスポートと報酬欲しさに故郷を後にするが、負傷した兵士たちは「来るな」と同郷人に警告している。 傭兵に採用されれば、ネパールでの年収の2年分を1か月で稼げる。ただし条件は過酷で、死傷者も多い。 「戦友が目の前で死ぬのを見た」と、スリヤ・シャルマ(24)は話した。法的な理由から、名前は仮名だ。 「ネパール人には戦争がどれほど恐ろしいか、おそらく想像すらつかないだろう」 ロシア軍によって基本的な訓練を施された直後、ウクライナ東部の前線に向かう途中で、部隊は攻撃にさらされた。「爆弾と銃弾の雨の中、これでもうおしまいだと思った」 「死ぬために行ったようなも
