元「雑民党」代表で雑誌編集者の東郷健(とうごう・けん、本名・健=たけし)さんが1日午後10時57分、前立腺がんのため東京都中野区の自宅で死去したことが25日、分かった。79歳。兵庫県出身。葬儀告別式は親族で済ませた。喪主は長男優(ゆう)さん。 関西学院大卒。同性愛者や障害者らへの差別撤廃を訴える活動を展開。雑誌「ザ・ゲイ」編集長を務めた。衆・参院選挙や東京都知事選に立候補、いずれも落選したが、政見放送での過激な発言などで知られた。 1983年の参院選で、NHKが政見放送の一部を差別用語としてカットしたのは違法として提訴したが敗訴。(共同)