生活、みどりの風、社民の3党は11日、昨年の衆院解散で廃案となった「脱原発基本法案」を参議院に提出した。みんなの党の協力を得るために、発送電分離を前文に盛り込んだ。民主党や自民党の一部にも賛同を呼びかけ、今国会での成立を目指す。 同法案は昨年9月、脱原発の法制化を目指す弁護士や作家らでつくる「脱原発法制定全国ネットワーク」の働きかけで衆議院に提案されたが、11月の解散で廃案に。今回は、野党が過半数を握る参院の方が成立の可能性が高く、参院選での争点化も狙えるとして、参院での提出となった。 発議者の一人、谷岡郁子みどりの風代表は「3月11日に提出したのは、原発事故を風化させないというメッセージだ」と語った。 関連記事発送電分離、5〜7年後に実施 政府案に明記(3/7)みんな・みどり、政策協定へ 脱原発柱に来週にも合意(3/6)発送電分離、法改正は見送り 実施時期を付則に明記へ(1/26)活