石油開発大手の石油資源開発は27日、福島県新地町の相馬港に、液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地をつくると発表した。北米から輸入する予定の「シェールガス」などを保管し、パイプラインを敷いて各地に送る。近くにLNG火力発電所をつくることも検討する。 LNG基地は2014年に着工し、17年に完成させる。同社はカナダ産シェールガスでつくるLNGを18年から年120万トン輸入する計画があり、その受け入れなどに使う。 この基地から宮城県名取市まで、約40キロのパイプラインを敷くことも決めた。新潟県のLNG受け入れ基地と宮城県とを結ぶパイプラインをすでに敷いており、これにつなぐ。