【ソウル時事】韓国のYTNテレビは26日、北京の北朝鮮関係筋の話として、日朝両政府が29日の北京での予備協議を前に20日、シンガポールで実務接触を行ったと報じた。ただ、日本外務省幹部はこれに関して「事実に反する」と否定した。 同筋は、シンガポールでの接触では、国交正常化に伴い日本側が支払う資金の金額や支払い方式のほか、南浦市の経済特区に対する日本からの製造設備の移転などについて話し合ったとしている。 北朝鮮は日本側に300億ドル(約2兆3600億円)の支払いを要求し、日本側は、北朝鮮に電子・電気機器などの製造施設を移転することで、現金支払比率を減らすことを希望したという。