何かと「竹島・独島問題」となればアツくなる韓国。常に「独島は韓国の領土」と主張するが、もし日本がこの問題を国際司法裁判所に持ち込めばどうなるか。産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘氏の解説を紹介する。 * * * 国際社会はすでに、日本の竹島領有は日本の韓国(朝鮮)支配の歴史とは無関係と判定しているのだ。だから日本は1950年代から国際司法裁判所の判断に任せようと主張し、韓国はその不安から絶対反対を叫んできた(双方がOK しないと裁判は成立しない)。 国際司法裁判所に持ち込めば日本が勝つ可能性は高い。日本では改めてこの“攻め道具”が関心を集めているが、国際司法裁判所持ち込み論にも実は重大な難点がある。 というのは、裁判で韓国が勝てば、残念だけれども問題は起きない。日本は昔からその判断に従うと約束し、国民にも執着はない。しかし逆に日本が勝った場合、コトは収まらない。 韓国政府は訴訟に同意