仙台市若林区荒浜の産業廃棄物処理会社2社が敷地内に大量のごみを積み上げたまま放置したとして、県警生活環境課と仙台南署は5日、廃棄物処理法(措置命令)違反容疑で2社を捜索し、敷地内を現場検証した。 県警や仙台市によると、廃棄物は廃車の金属やプラスチックなどを破砕したもので、敷地内に約1万トン積まれているという。 市は7日から同法に基づく行政代執行で、産廃の撤去に着手。約1億5千万円をかけ、平成24年3月までに市内の最終処分場に運び、埋め立て処分する。 捜索されたのは、「ミヤショウ」と関連会社の「日生化学工業」。 5日午前10時から、県警の捜査員や市職員ら約20人が敷地内の産廃を測ったり、事務所内の書類を調べた。 産廃は日生化学工業が操業停止後、ミヤショウが事業を継続したが、高濃度の鉛などが検出され、土壌汚染が懸念されていた。 市は17年に同法に基づく改善命令を出し、22年9月には、今年1月末