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書籍に関するgirly_red_armyのブックマーク (9)

  • 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    松岡正剛の千夜千冊
  • 偏在する乱歩・Z→講談社「江戸川乱歩全集」・横尾忠則挿絵 - 飾釦

    屋で1969年(昭和44年)に刊行された講談社による「江戸川乱歩全集」を購入した。小説を読むには、最近文庫で刊行された光文社の全集があるためそれで充分なのだが、世田谷美術館における展覧会を成功させた横尾忠則がいくつかの作品の挿絵を書いているのがどうしても気になってしまったからだ。横尾の作品には少年探偵団や怪人二十面相らが登場するし、その絵からは未知なものへのワクワク感ドキドキ感に満ちており、それはまるで乱歩の小説を読む時の感覚に非常に似ているのである。ビジュアル化された乱歩の世界がそこにある。 横尾忠則デザインによる江戸川乱歩全集広告 (こんなにそそられる新聞広告を見たことがない。すばらしい!の一言) 以下、横尾忠則による江戸川乱歩作品の挿絵一部抜粋 D坂の殺人事件 屋根裏の散歩者 押絵と旅する男 闇に蠢く 赤い部屋 虫 魔術師 盲獣 猟奇の果て 白昼夢 鬼 黒蜥蜴 黒蜥蜴 人間豹

    偏在する乱歩・Z→講談社「江戸川乱歩全集」・横尾忠則挿絵 - 飾釦
  • 江戸川乱歩講談社全集

    講談社版 「江戸川乱歩全集」 全15巻   昭和44年、45年 編集委員 松清張、三島由紀夫、中島河太郎 江戸川乱歩没後、初の全集 <作品解題>(1〜12、14、15巻) 中島河太郎 <解説> 1〜12巻の順に、有馬頼義、澁澤龍彦、福永武彦、原卓也、荒正人、稲垣足穂、小松左京、野坂昭如、なだいなだ、吉行淳之介、尾崎秀樹、松清張

  • 「音楽の科学」はスゴ本

    音楽とは何か? 音楽を「音楽」だと認識できるのは、なぜか? 音楽を「美しい」と感じたり、心を動かされるのは、なぜか? 音楽好きなら、誰でも一度は思ったことを、徹底的に調べ上げる。そして、究極の問いかけ、「音楽は普遍的なものか」に対して真正面から答えている―――答えは"No"なのだが、そこまでのプロセスがすごい。 類書として「響きの科楽」を読んでいるが、こちらのほうが入りやすい。リズムや平均律、協和音、周波数といった音楽に関するトピックを取り上げ、音楽と快楽のあいだにあるものを浮かび上がらせる。 いっぽう「音楽の科学」はかなり踏み込んでいる。音楽の定義から、楽曲と使う音の恣意性、「良い」メロディの考察、音楽のゲシュタルト原理、協和・不協和音、リズムと旋律、音色と楽器―――ほぼ全方位的に展開される。さらに、音楽を聴くときの脳の活性状態についての研究成果と、音楽に「ジャンル」がある理由、「音楽=

    「音楽の科学」はスゴ本
  • 対馬の要塞遺構めぐり

    対馬はかつて「島全体が要塞」と言われたほど、あちこちに砲台があった。その数30以上。それが離島ゆえにダイナミックに跡地が残っている。 それはまるで「天空の城ラピュタ」を彷彿させるような、“伝説の地に踏み入ってしまった”的錯覚を覚えるものだった。

    girly_red_army
    girly_red_army 2012/03/09
    大西巨人「神聖喜劇」の舞台
  • 『ドラえもん』を論じた本を出します! - 藤子不二雄ファンはここにいる

    私が執筆した『ドラえもんは物語る 〜藤子・F・不二雄が創造した世界〜』(社会評論社、1800円+税)が、15日に発売されます。 藤子・F・不二雄先生が生み出したマンガ『ドラえもん』は、テレビアニメや映画、グッズ、CMキャラクターなどさまざまに拡大し、知らない人はほとんどいない、というほどの国民的キャラクターになっています。 それは、『ドラえもん』が途方もなく多くの人々に愛されている証拠ですから好ましいことではあるのですが、その一方で、マンガの外側へ広がった『ドラえもん』のイメージが独り歩きし、藤子F先生の『ドラえもん』から遠ざかっている部分もあると感じます。 ときには、世間的に浸透した『ドラえもん』のイメージが、F先生の『ドラえもん』の来的な姿を見えにくくしている面もあるような気がするのです。それが良いことか悪いことかという価値判断は留保して、とにかく、そのように感じられます。(ちなみ

    『ドラえもん』を論じた本を出します! - 藤子不二雄ファンはここにいる
  • よいこflash

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  • 新左翼によって「創られた」「日本の心」神話 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ホブズボームの『創られた伝統』以来、いま現在一見「伝統的」と見なされている事物が実は近代になってから創作されたものであるという認識枠組みは、社会学や人類学方面ではそれなりに一般化していますから、その意味ではその通俗音楽分野への応用研究ということでだいたい話は尽きるのですが、 http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334035907 「演歌は日の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら? 書では、明治の自由民権運動の中で現れ、昭和初期に衰退した「演歌」――当時は「歌による演説」を意味していた――が、一九六〇年後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日文化」とみなされるようになった過

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  • 大澤真幸『ナショナリズムの由来』読書ノート

    書の著者、大澤真幸について、私はこれまで名前は一応知っており、多少気になってはいたものの、作品を読んだことはほとんどなかった。専門が違うとか、分厚い大著が多いということも理由の一つではあるが、それが全てではない(異なる専門分野の大著を読むためには時間的・精神的なゆとりが必要で、そう簡単にいつもできることではないが、できる限りそうしたことにも挑みたいという風に、私は常日頃念じている)。 私はある時期、社会学に惹かれたことがあり、格的に学んだとはいえないものの、自己流にある程度かじってみたこともある。一口に社会学といっても、壮大な社会理論を構築するタイプのもの(ウェーバー、パーソンズ、富永健一、見田宗介=真木悠介等々)と、具体的事例に即した実証的社会調査に力点をおくものとがあるが、私はある時期まで前者に惹かれ、それから後者の重要性を感じるようになり(これは歴史学について、壮大な歴史理論より

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