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ものづくりに関するgitanezのブックマーク (84)

  • 手入れとデザイン: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 僕は『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』のなかで、「いま自分たちが置かれた状況をすこしでも良くしようと思って仕事をしているのなら、その仕事はデザインなのです」と書きました。 でも、実は「デザイン」とは別にもうひとつ、自分たちが置かれた状況をすこしでも良くしようと思ったときに、人間が使える方法があると思っています。 それが「手入れ」。 養老孟司さんは『手入れ文化と日』(書評)のなかで、こんな風に言ってます。 自然というのはみんなそうですが、「自然のまま」にしているわけです。それに対して人工そのものの意識というのは「思うようにする」ということです。自然は思いのままにならない典型です。自然は非常に強いものですから、これを思いのままにしようとしても無理だということ

    gitanez
    gitanez 2010/01/23
    id:Apeman そこだけ読むと確かに言葉足らずですね。その前までのエントリーで長々とエジプト起源の西洋文化について書いたから省略してあの表現。
  • お気に入りのブーツたち―もうひとつの民藝として: DESIGN IT! w/LOVE

    さて、ひさしぶりに書評以外のエントリーをw。 僕が手づくりの民藝の品―陶磁器や染織物や木工品など―を好きなのは、このブログを読んでくださっている方は、すでにご存知だと思いますが、今日はそれ以外で僕がおなじようにこれも民藝の品と考えてよいだろうと思っている、お気に入りのブーツを紹介。 写真は、左上から時計回りに、レッドウイングのペコスブーツ、ラッセルモカシンのゼファーブーツ、おなじくラッセルモカシンのスポーティングクレイチャッカ、そして、サンダースのブローグブーツとチャッカ。 このうち、ラッセルモカシンのゼファーとサンダースのブローグブーツは昨年2月のエントリー「どうせ持つなら長く使えるものを」で、ラッセルモカシンのスポーティングクレイチャッカは9月の「2009-09-21:浜離宮恩賜庭園」というエントリーで、すでにブログ内にも登場してます。 ラッセルモカシンのゼファーとサンダースのブローグ

  • 欲望を知る: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 自分が欲しいものがわかっているか。自分がやりたいことがわかるか。 このことが売れるものをつくること、ビジネスを成功させるうえでの最低限の条件ではないかと思うのだけど、どうだろう? ちゃんと自分の欲望に気づく感受性を養えているだろうか? 自分の欲望に気づく感性を持ち合わせていないのなら、他人の欲望を理解することがきわめてむずかしいはず。他人の欲望を解せず、他人にものを売ることは困難だろう。他人が欲するものをつくることはできないだろう。 自分の欲しいものがわかっているか。自分のやりたいことがわかっているか。 それができていないのなら、ものづくりはできない。ビジネスを創造することもできないだろう。 ものをつくり、売るための想像力が欠けているものを売ることから体験を売ることへ。そん

  • 2009-08-15:西洋家具の美-18世紀の英国を中心に-: DESIGN IT! w/LOVE

    展示してあったものは18世紀の家具が中心で、なかには17世紀のものも混ざっていました。日でいえば江戸時代の前・中期にあたる時代のものになりますよね。 椅子やチェストなどは比較的保存状態もよいものでしたが、風雨にさらされたはずの扉などはだいぶ朽ちて装飾も削れていました。 それでも、それが味になるのが木材のよいところではないかと感じます。ちょっとわかりにくですが、このパンフレットに載った教会用ベンチなども装飾が削れかえているところが、非常によい雰囲気になっています。 日の古い家具や朝鮮・李朝の家具などのもつ繊細さはありませんが、逆にその幾何学的モチーフで形作られた佇まいには厳格な思考や信仰の積み重ねを感じさせる力強さがあります。 「西洋では英国のものを、東洋では朝鮮のもの」として、英国の家具を高く評価していた柳は、西洋の家具について次のように述べています。 「時代をゴシックあたりまで遡らす

  • うつわの裏の多様性: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 以前、「模様を生む力の衰え」でも紹介しましたが、日の器のソロエは、ウェッジウッドの器のようにセットで文様すべてが揃うようにはできていません。一見揃っているように見えても文様も形もバラバラだったりする。松岡正剛さんは「不揃いなのにソロイになっている」という言い方をしています。そして、それが「日の方法の秘密」だともいっています。 ところが、それに続けて松岡さんはこうも言います。 「現在の日はこれがうまくできなくなっている。世界のスタンダードに合わせて、何もかも同型・同質に揃えようとしすぎているし、ミニマルなシンプル・デザインが流行して、文様の扱い方が超ヘタクソです」(『神仏たちの秘密―日の面影の源流を解く』)と。 多様性を失った生活環境僕はこの「模様を生む力の衰え」、

  • それでも、デザインの核は装飾である。: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 すこし間が空いてしまいましたが、「デザインは装飾である、デザインする人に必要なのは美的センスである」というエントリーを書いたら、「装飾はデザインという行為の一手段に過ぎない」とか、「こればっかりは聞き捨てならない。『装飾』という言葉は違うと思う」といった反論がいくつかありました。 まぁ、ちょっといきなりあれだけを読むと誤解されるかもしれませんね。 でも、そもそも、どうして「装飾」という言葉にそんなに敵対視した感情が起こるのかがわからず、ちょっとびっくりでした。なぜ「装飾」という言葉をそれほどまでに拒否し、「一手段に過ぎない」なんて地位に落とし込めてしまうのか。「装飾」というのは、そんなにも嫌悪の対象になるものであることが驚きでした。 デザインとは問題解決? はい。もちろんで

  • 死者の書/折口信夫: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 先日、藍染めの体験をしてみてあらためて感じたこと、それは一枚の布をつくるという一見単純に思える工程も実は複雑な工程の積み重ねなんだなということでした(「2009-07-26:藍染めをする」参照)。 糸を紡ぎ、その糸を織って布にする。その一方で糸や布を染めるための染料をつくる。 柳宗悦さんが『手仕事の日』で、「もし歴史が後に控えていかなかったら、あの簡単に見える草履一つだって作るのに難儀するでありましょう。一枚の紙だとて、どうして作るか、途方にくれるでありましょう」と書いていますが、糸や布、そして、それらを染める染料も、長い歴史のなかで生み出された技術がなかったら「どうして作るか、途方にくれる」くらい実は複雑なものだと思うのです。 今日は、そんな紡績や染織に関わる方面から、

  • 在り続けてほしいもののために、自分ができること - 雪景色

    突然だが、Jリーグの清水エスパルスが好きだ。よく試合を観に行くようになったのは1998年ごろ。少ししてから後援会に加入して、以来ずっと後援会員だ。そんなに急激にのめりこんでしまったのか。もちろんとても好きだから入ったのだけれど、理由はそれだけじゃなかった。 エスパルスは、経営母体を持たない市民クラブとして誕生した。けれど97年、当時の運営会社エスラップ・コミュニケーションズの経営が破綻し、消滅の危機に陥ってしまう。それを知り、クラブの存続を強く願った多くの市民、サポーターが署名活動や募金活動を実施し、それに応えるように地元企業が資金援助を行なって、なんとか存続の危機を乗り越え、98年に株式会社エスパルスとして再生した。 そう、わたしがエスパルスの試合を観に行き始めたころというのは、クラブ消滅の危機を乗り越えたばかりの時期で、サポーターはクラブの経営状態に強い関心を寄せており、「また消滅の危

    在り続けてほしいもののために、自分ができること - 雪景色
    gitanez
    gitanez 2009/08/03
    よいものを残すためにすこしでも自分の力が役に立てたら―。
  • 在り続けてほしいもののために、僕ができること: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 1ヶ月近く前のエントリーですが、なぜか運よく僕の眼の中(RSSリーダー)に飛び込んできました。 きっと眼にするタイミングってあるんでしょうね。エントリーの冒頭の部分の清水エスパルスの話は前にも読んだ記憶があるので、そのときは残念ながら読み飛ばしてしまっていたのでしょう。でも、あらためて今日眼にしてみて、この最後の部分に共感しました。 伝統工芸の職人を取材する「職人の哲学」というシリーズをやっていた時、一緒に取材に行ったカメラマンさんが、こんなことを言っていた。 「ぼくが以前、一緒に仕事をしていた編集長は、職人のところに取材に行くと必ずなにかものを買っていた。そのことが、その伝統工芸を守ることにつながるとわかっていたからなんですよね」 わたしに向けて、ではなく、職人さんに対し

  • 眼の力、感性の声: DESIGN IT! w/LOVE

    昨日の「遠くの町と手としごと―工芸三都物語/三谷龍二」で紹介し足りなかった点をすこし。 眼の力について。 目利きがいかにものづくりを助けるかということについて。 そして、皆さんはものに触れた際の自分の感性の声が耳に届いているかということについて。 まず福井で建具屋さんをしていた横田さんという方の仕事について、著者の三谷龍二さんはこんな感想を述べています。 横田さんは勉強熱心で、作ることへの努力も人一倍なのですが、それにも増して、見ること、眼を鍛えることを大切にしている人だと思いました。お宅にうかがい、箪笥や匙のコレクション、愛用のメガネのコレクションなどを見せてもらいながら、古いものをよく見て歩いていて、古いものからよく学ばれている、と感心しました。 さて、ものを作っている皆さん、普段の暮らしでちゃんとものを見てますかー? 「古いものをよく見て歩いていて、古いものからよく学ばれている」。そ

  • 遠くの町と手としごと―工芸三都物語/三谷龍二: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 『デザイン思考の仕事術』の出版から早1ヶ月が経ちました。ほんとにはやかった。 で、1ヶ月経って、僕自身が実感として感じていること。 あー、もう、デザイン思考とかについて語ることはないってこと。 それ以上に人間中心設計とかはもういいやって思ってます。内容はともかく、そのキーワードを使うのがもうヤだな、とw 仕事としては、もちろん今後も続けますけど、ブログに書いたり、に書いたりはもういいかな、と。「使う側の立場にたって云々」という話は、そろそろ僕以外の誰かが語る番でしょって思ってます。 あとは僕よりも優秀な皆さんにおまかせしましたので、よろしく! 若い皆さんでがんばってくださいw 僕自身はいまはそれよりも、実際に使う人の視点にたってちゃんとものづくりをしている人たち自身の生活

  • NPO法人松本クラフト推進協会 - HOME

    最終更新日 2008/10/07 2008/10/07 クラフトピクニック2008スケジュールを更新しました 2008/10/07 クラフトピクニック2008DM宛名面を追加しました 2008/10/03 クラフトピクニック2008DM裏面を追加しました 2008/10/03 クラフトピクニック2008出展者名簿を更新しました 2008/09/26 クラフトピクニック2008出展者名簿を更新しました 2008/06/20 機関紙 掌(たなごころ)を更新しました 2008/05/28 クラフトピクニックスケジュールを更新しました 2008/05/28 クラフトピクニック参加案内を更新しました 2008/05/28 topページのNEWSを更新しました 2008/05/23 印刷用の会場地図をアップしました 2008/05/21 まつもとクラフト新聞14号をアップしました 2008/04/06

  • 2009-07-27:ふじ屋の手ぬぐい: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 白いのはほおずきの柄、黒いのはわかりにくいですがクジラの目を描いたものです。 いただいたのは、浅草にあるふじ屋さんというお店のもののようです。 浅草・ふじ屋 http://ryoma.cantown.jp/cgi-bin/WebObjects/Cantown.woa/wa/shop?id=98 いつもは、かまわぬのものを使っていますが、普段と違う柄の雰囲気で気に入りました。特に黒いクジラのほうは使いこんでいくうちに、どんな風に色落ちしていくのかも楽しみ。よいチョイスです。どっちが選んでくれたんだろ? ありがとうございます。 (あれ?でも、なんで僕の手ぬぐい好きを知ってたの?) 布ものには弱いですそれにしても、最近、自分でよくわかってきましたが、僕はとにかく布ものが好きなよう

  • 2009-07-26:藍染めをする: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日、今日の二日間は、藍をつかった型染め体験をしてきました。 先週末以来(「2009-7-19:型絵染の団扇」、「2009-7-20:「型絵染の骨格 芹沢�_介の型紙」展」)、型染めに染まっているわけです。実際はずっと前から予約していたわけですし、自分でも家で藍染めのテーブルセンターなどを使っていて、ずっと関心をもっていたわけですけど。 昨日、日民家園に行ったのも、実はそのついでだったんです。 最初に藍染めの工程を紹介するビデオを見せてもらい、そのあと、実際の型染めの作業にはいりました。 型をつくる糊をおく染色する糊をおとして乾かす 大きく分けて、この4つの工程で型染めの作業を行いました。 型紙をつくる最初の工程は、型染めなので、まずは型紙をつくるところからです。 今回は

  • 2009-7-20:「型絵染の骨格 芹沢銈介の型紙」展: DESIGN IT! w/LOVE

    「型絵染の骨格 芹沢銈介の型紙」展 会場:静岡市立芹沢銈介美術館 会期:2009年6月6日(土)~8月30日(日) HP:http://www.seribi.jp/sub5.html 型紙:型絵染の骨格芹沢銈介さんについては、前に「芹沢銈介の文字絵・讃/杉浦康平」でも紹介しています。 そのでも芹沢さんの作品はみていますし、それとは別に芹沢銈介作品集も持っていますが、やっぱり実物は違いますね。印刷では表現できない、あたたかみのある紙や布にのった色の存在感が感じられて、よかったです。 今回の展示は、型絵染の人間国宝であった芹沢銈介さんの、型絵染(紙に染めたもの)や型染(布に染めたもの)の作品の文字通り型として使われた型紙とともに、それを用いて制作された作品を展示するというものでした。 紙に染める型絵染にしろ、布に染める型染にしろ、型紙は作品の骨格となるものです。 芹沢さん自身も「型紙は型染の

  • 2009-7-19:型絵染の団扇: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 どうですか? 涼しげでよいでしょう。 型絵染というのは、染色作家であった芹沢銈介さんがはじめた技法で、通常布を用いる型染めの代わりに紙を型紙で染めたものを指します。ちなみに右の写真にみえている藍の座布団が通常の型染めですね。 他にもいろんな絵柄のものがありましたが、この朝顔などが描かれたものに惹かれました。この絵柄は残り1つだけだったので買えてラッキーでした。 クーラーの利いた部屋で熱いお茶を飲みながらすごすのも快適なものですが、たまにはクーラーを消して団扇で涼んでみたほうが夏らしくてよいなと思っています。 あと欲しいのは風鈴ですね。これも探していますが、なかなかコレといったものに出会えずにいます。引き続き捜査中。実は簾もほしかったり。 なんでもないガラスのコップ。今日は、

  • スウォッチがいま新鮮なのでは?〜BEAMS+ Blog-BEAMS OFFICIAL BLOG-

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    スウォッチがいま新鮮なのでは?〜BEAMS+ Blog-BEAMS OFFICIAL BLOG-
  • 2009-07-18:ざるかぶり犬とエジプトのミイラ: DESIGN IT! w/LOVE

    今日は備後屋で買いましたが、このざるかぶり犬、もともとは谷中に店がある菊寿堂いせ辰という、江戸末期から続く江戸千代紙の版元がつくっています(もちろん昔は、いせ辰だけでなく、いろんなところでつくられていたんだと思います。なにせ、フォークトイですから)。 実は、ざるかぶりではない張り子の犬がいせ辰のマスコットキャラクター的にも使われていたりします。そちらの非ざるかぶりバージョンも備後屋に売っていました。 菊寿堂いせ辰: http://www.tctv.ne.jp/miyakyo/tenpo/kikujudoIsetatsu/index.html いせ辰では、千代紙だけでなく手ぬぐいや風呂敷も販売しています。 実は、ざるかぶり犬の下に敷いている小さなランチョンマットも、以前に、横浜の港が見える丘公園の近くのいせ辰・谷戸坂店で買ったものです。 この講演は、現在、ルーヴルDNPミュージアムラボで開

  • FOLK TOYS NIPPON―にっぽんの郷土玩具: DESIGN IT! w/LOVE

    こうした郷土玩具は単にその土地に根付いていたというわけではありません。安産、健康、五穀豊穣などを願う宗教儀礼的なものと結びついていましたし、その土地の生活を支える技術とも結びついたものでした。 ものづくり全般が、それぞれの地方の生活、生き方に根差しており、ここで紹介される郷土玩具もそうしたものづくりのなかの一部だったのです。 各地域ごとの独自の発展このの目次は、下の写真のように日地図のうえで、どこにどんな郷土玩具があるのかを示したものになっています。 これをみると、なかなかおもしろい。 たとえば、網野善彦さん(「東と西の語る日歴史/網野善彦」)や宮常一さん(「日文化の形成/宮常一」)はかつて東と西では文化が大きく違ったと語り、その違いのひとつの例として東日の馬文化をあげています。 それがこの日地図上の郷土玩具の分布にもみられ、京都などの一部を除くと馬の玩具は東北などの東日

  • 自分がいいと思うモノをつくれ!: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ものづくりをする人がアンケート調査に頼ったり、ユーザーの意見を必要以上に気にするのをみて、たまにがっかりさせられることがあります。 それは完全に調査をする目的を誤解しています。 ユーザー中心だとか、人間中心だとかいいますが、別にそれはユーザーがどういうデザインを評価するかといった意見をきいて、ものづくりをしろなんていう話ではありません。「なんでもかんでもユーザーに聞けばよいってわけじゃない。」 それ以前に、ものづくりをする側が何をつくるのがいいと思うかという考えがなくてはお話になりません。それがないがゆえに、やたらとアンケートで人びとの声を聞きたがるし、ユーザーの評価を気にしすぎる。どっちがものづくりの主体なの?って疑問に思います。 他人の意見に左右される前に、自分がいいと

    gitanez
    gitanez 2009/07/02
    id:Sixeightさん 簡単な話です。僕は自分の本を「マニュアル本」として書いていないからです(読めばわかるw)。「マニュアル本に頼るな」と「本を味わう」ことをいっしょくたにしないように。