人事部長曰く、「間違ってこの会社に入っちゃったな」 いつの時代も「働き方」についての議論は尽きないが、ここ数年、特に目にする機会が多かったのは「ノマド vs. 社畜」という構図。 「これからはノマドワーカーの時代。会社に縛られず、ソーシャルメディアを駆使して自由な働き方をしよう」 「いやいや、個性など一部エリートの特権だ。まずは会社の歯車として全力を尽くせ」などなど。 僕は大学卒業以来、17年間会社員を続けてきた。現在はいくつかのラジオ番組を担当する中堅プロデューサーだ(TBSに入社し、3年目にラジオへ異動した)。これまでのキャリアを振り返ってみると、転機になったのは、2006年にスタートした「文化系トークラジオLife」だろう。 パーソナリティの鈴木謙介さんをはじめ気鋭の論客が集うトーク番組で、津田大介さん、國分功一郎さん、古市憲寿さん、速水健朗さんらを輩出、いま僕のメインの仕事になって