タイトル:フランス文学は役に立つ! 著:鹿島 茂 発行:NHK出版 ジャンル:フランス文学研究、エッセイ ※写真に写っている文具は商品に含まれません。 ........................................ 「日本の社会を考えるのに役に立つ」というフランス文学が24編、紹介されています。 なぜ、フランス文学が「日本の社会」の役に立つのか? 著者の鹿島茂さんは、かつて革命において人権宣言が制定されたフランスを「個こそが最も尊い価値であり、社会の目指すべき方向は個の開放にあると定めた最初の国」と言います。 そして第二次大戦後、アメリカからの外圧を受けるなかで「個」の開放を求め始めた日本社会にとって、フランス文学から学べることがたくさんあるとしています。 そんな出版意義から入るとやや難しそうに感じますが、肩肘張らず、フランス文学の入門書としても楽しめる内容になっています