暑い夏に、つめたいビールがうまい季節です。 中国大陸の人も日本の人と同じで、猛暑のおともはビールだ。中国では「青島(チンタオ)ビール」というのがいちばん有名なメーカーで、山東省の青島というところでつくっていて、日本でもアサヒビールが販売している。青島ビールはクセやキレが全くないまったりとした味で、バドワイザーなみに軽いんだけど水っぽくはなく、あっさりしてすこし甘くて、いくらでも飲めてなんだか妙にはまる。青島にはビールの見学工場があって、夏には観光におとずれた人民諸氏が、ひまわりのタネをたべながら冷えたビールをうまそうに飲んでいる。 しかし山東省には昔、夏にもっとうまそうな「碧筒酒(へきとうしゅ)」というものがあったらしいんである。 九世紀ごろの中国でかかれた『酉陽雑俎』という本の一節に、下のようなことが書いてある。 白文 歴城北有使君林。魏正始中、鄭公愨三伏之際、毎率賓僚避暑于此。取大蓮葉
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