これから書くことは、結論もなければ仮説もなく、今のところただなんとなく思っているだけのことと事実の羅列だけなのですが、徐々に深めていきたいと思っている事象なのでとりあえず書いておきます。 ジャズにしろ、ロックにしろ、ヒップホップにしろ、アメリカで生まれた音楽ジャンルの最初は総じて所謂ブルーカラー層的なところで誕生し、そのコミュニティの中で育まれ成長し、それがホワイトカラー層にまで到達しては更に多様化して、という歴史をたどっています。 が、こと日本では「それを受信する」ところからがスタートであるため、まずホワイトカラー的な層、もしくはそれ以上の富裕層がその情報を受信・共有しやすい東京でその音楽を始め、ある程度発展したものがブルーカラー層にまで到達してさらに多様化するという、全く逆のコースになっている、というのが実際です。 ジャズを日本に初めて紹介したのは、大正元年にアメリカに渡った現在の東京