ブレア首相が辞任を決意したというニュースを知る。 ちょっと残念に思う。 意外だ。 だって、ブレアさんのことが特に気に入っていたわけでもないから。 いや、好き嫌いを言う以前に、私は、彼の主張や政策について、ほとんどまったく知識を持っていない。興味もなかったし。 あるいは、この気持ちは、つい数日前のフランスの首脳交代について抱いた気分と関連しているのかもしれない。つまり、オレはどうやらあのサルコジというチンピラが好きになれそうにないぞ、と。 なぜサルコジが気にくわないのかは、実はよくわからない。 対立候補のロワイヤル女史に肩入れしていたわけではない。 前任のシラクさんに好感を抱いていたのでもない。 単に、新しい指導者の顔を覚えることが面倒くさくなってきているということなのかもしれない。 つまり、私も年をとったわけだ。 ずっと昔、自分が若い者だった頃、政治家は、ずっと年上の人々と決まっていた。大