個人での出版であるにも関わらず、Amazonの電子書籍Kindleストアのランキング上位に入った『Fuzoku実践入門: 裏打ちされた知識で正々堂々とデビューする』。プログラムの入門書に似せた表紙がネット上で話題となったこの本の著者・村雨秋乃さんは、都内のIT企業で働く30代の会社員だという。 今回は本人に会い、どのようにしてこの本が生まれたのかを聞いた。 ■「行きたい」とは思わないが「知っておきたい」欲望を刺激――『Fuzoku実践入門』は現在、どれくらい売れているのですか。 村雨秋乃さん(以下、村雨):この2日間(11月11~12日)だけで500部以上売れました。当初の販売目標が300部だったので、それを達成することができました。 ――どのような経緯でこの本を出版することになったのですか。 村雨:春ごろからソフトの解説書や小説を書いており、電子書籍として出版することを考えていました。し