9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が殺害された事件で、警察は28日、福岡県の刑務所で服役中だった工藤会系暴力団の幹部を殺人などの疑いで逮捕し、京都に移送しています。 捜査本部のある警察署には29日明け方に到着する見通しで、今後、本格的に取り調べることにしています。 逮捕されたのは北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会の2次団体の石田組幹部、田中幸雄容疑者(56)です。 捜査関係者によりますと、平成25年、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)を拳銃で撃って殺害したとして殺人などの疑いが持たれています。 田中容疑者は、平成20年に福岡市で大手ゼネコン「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲する事件を起こしたとして4年前に逮捕・起訴され、福岡刑務所で服役していました。 警察は、田中容疑者の逮捕状を取って捜査員を福岡に派