ポイントは、「年齢が高い=老害」ではなく「経験の長さ=老害」だという点。 極端に言えば、例え10代、20代でも、豊富な知識や経験があると、評価が老害になってしまう、これは何故か。 知識や経験があればあるほど、新しい物を単純に新しい物として認識できないからだ。 過去からの延長上のひとつとして考えてしまう。 知識や経験が、似たような物を直ぐに思い起こさせてしまうからだ。 また、類似や劣っている点を比較する対象が、古い、ましてや技術的に制限が多かった物だから、新しい作品や技術に対する評価は余計に厳しさを増してしまうだろう。 逆に知識や経験の乏しい人間は、古い技術での制限を大きなマイナスとしか捉えられず、 柔軟に評価することができない。 勿論、知識が豊富になればその時代ごとの技術的な制限を踏まえた上での認識ができるだろう。 けれど、遡るしかない以上、過去の作品が「先人」であったという感覚的な認識は
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