「集団免疫を得るために」「周りの人を感染させないように」──“世のため人のため”と銘打って大々的に接種がすすめられてきた新型コロナワクチン。しかし、開始から2年が経過しようとしている現在、さまざまな問題が噴出している。特に深刻なのは接種後に体調が悪化し、日常生活がままならなくなる「ワクチン後遺症」だ。 中でも特筆すべきは、後遺症に苦しむのは圧倒的に女性が多いということだ。実際に後遺症患者がSNS上で412人を対象に行ったアンケートでは回答者の約8割が女性だった。ほんべつ循環器内科クリニックの藤沢明徳さんがいう。 「まだ原因ははっきりとは明らかになっていないものの、ビタミンCやビタミンD、亜鉛不足の人に後遺症が出やすく、特に女性はそれらの栄養素が不足しやすいことがひとつの理由であると考えられます」(藤沢さん) 不正出血など、女性特有の病気が症状として表われてきたという声もあった。 ワクチン接