家族が認知症を発症すると、歩き回り(徘徊)の対応で24時間誰かが見守っていないといけなくなったり、うっかり火事を起こしたりしないように火の元の管理が必要となります。 そして、金銭的な面で大変なのが、認知症発症による銀行口座の凍結です。凍結されるとどんなことが起きるのか、その解決法には何があるか解説します。 【目次】 認知症になると口座が凍結される。その理由 認知症は病名ではなく、認識する力や記憶力、判断する力に障害が起きている状態を示す総称です。 認知症にはいくつかの種類がありますが、代表的なものが「アルツハイマー型認知症」で、全体の6割を占めると言われています。 よく知っているはずの物や人の名前が出てこないとか、昨日の夕食が思い出せないといった物忘れや、何かを取りに行って、その何かをとらずに帰ってくるといったうっかりは加齢による自然現象で、認知症ではありません。 認知症の場合はその事象に