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Bookとscienceに関するgogatsu26のブックマーク (81)

  • 災害時に無料公開も!科学系新書「ブルーバックス」がチャレンジする新ジャンルの人気タイトル | ブクログ通信

    先週に続き、2000番(タイトル数)を突破したことを記念して、編集部への独占インタビューを通じてブルーバックスの魅力に迫ります。第一弾は編集長・篠木和久さんに54年の歴史を振り返っていただきましたが、第二弾は、『日海 その深層で起こっていること』(蒲生俊敬 2016年)や『素数はめぐる』(西来路文朗/清水健一 2017年)の担当編集者・Kさんから、歴史を振り返りつつ現場視点からさらに掘り下げたお話を伺いました。編集会議の裏話ほか、「あの時」ブルーバックス編集部は何を考えてどう行動したのか? ブルーバックス編集部サイド・ヒストリーをご紹介します。 今週も、ブルーバックスの様々な人気タイトルをプレゼントする企画も実施いたしますので、最後までお見逃しなく! 創刊(1963年)〜90年代まで ※クリックすると大きくなります。 2000年代〜現在まで ※クリックすると大きくなります。 取材・文・撮

    災害時に無料公開も!科学系新書「ブルーバックス」がチャレンジする新ジャンルの人気タイトル | ブクログ通信
  • 重力波の本を30年前から企画していた?科学系新書「ブルーバックス」の企画力を支えるものとは | ブクログ通信

    前編に続き、編集部への独占インタビューを通じてブルーバックスの魅力に迫ります! 編集者Kさんから54年の歴史を現場視点で掘り下げつつ、時代に機敏に対応してきた様々なエピソードを伺いました。今回は、著者の選定やタイトル・カバーデザイン決定などブルーバックス制作の「裏側」をご紹介します。 ブルーバックスの様々な人気タイトルをプレゼントする企画も実施いたしますので、最後までお見逃しなく! 創刊(1963年)〜90年代まで ※クリックすると大きくなります。 2000年代〜現在まで ※クリックすると大きくなります。 取材・文・撮影/ブクログ通信 編集部 持田泰 猿橋由佳 編集会議の裏話!? -ブルーバックスの編集会議では、「著者」の選定はどういう形でなされているのでしょうか。 編集部として、特別に著者選定会議といったものがあるわけではありません。個々の編集者が、興味をもったテーマごとに企画を立案し、

    重力波の本を30年前から企画していた?科学系新書「ブルーバックス」の企画力を支えるものとは | ブクログ通信
  • 科学の面白さ・楽しさを伝える100冊 「科学道100冊」

    科学の面白さ・素晴らしさを届ける企画として、「科学道100冊」が公開されている。これは、科学者の生き方や考え方を伝えるために、100冊のが選ばれている。 ミソは「いわゆる理系」に閉じないところ。もちろん分野ごとの啓蒙書もあるが、「世界の見え方の変遷」を鳥瞰する科学史、センス・オブ・ワンダーを喚起する小説漫画、知的好奇心を刺激する図鑑など、いろいろ揃えている。 例えば、ディックの電気羊やパワーズ『オルフェオ』が「科学の」として並んでいる。これ、選者のメッセージが込められているんだろう誰だろうと見たら、編集工学研究所だった。松岡正剛さんの名前を前面にしてないのは、硬すぎず深すぎずが意図されているのだろう。 この100冊からいくつか選んでみた。さいきん微生物にハマっているわたしとしては、そっち系を入れて欲しかったが、ないものねだりかも。 生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問について

    科学の面白さ・楽しさを伝える100冊 「科学道100冊」
  • 『土と内臓』はスゴ本

    人体をトポロジー的に見ると、消化器官を中心とした「管」となる。もちろん胃や腸には逆流防止のための弁が備えられているが、位相幾何学的には「外」の環境だ。 この見方を推し進め、内臓をぐるりと裏返しにしてみる。くつ下を裏返すように、内側を外側にするのだ(このグロい思考実験は、クライヴ・バーカーのホラー小説でやったことがある)。裏返しにされた小腸や大腸を見ると、そこに植物の根と極めてよく似た構造と営みを見出すことができる。「水分や栄養素を吸収する」相似だけでなく、そこに棲む微生物との共生関係により、健康や成長面で重要な物質がやり取りされている。根と腸は、微生物とのコミュニケーションや分子取引をする市場なのだ。 書の結論は、微生物を中心とした人体の腸と植物の根の相似型であり、これに頭をガツンとやられた。ばらばらに得てきた知識が書で一つにまとまるとともに、わたし自身が囚われていた先入観がぐるりと―

    『土と内臓』はスゴ本
  • 世界をより鮮明に理解するために──『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』 - HONZ

    すべての人間が一カ所に集まってジャンプしたり、光速に近いボールを投げたらどうなるか? といった現実的にはありえない質問に対して、ユーモアたっぷりのイラストと科学的に正確な解説を添え、愉快に物理や数学おもしろさを体験させてくれた前作『ホワット・イフ』。 その著者ランドール・マンローによる最新作が、書『ホワット・イズ・ディス?』である。こちらもまた、一冊家に置いておくだけで世界の仕組みそのものを抱え込んだような気分になれる逸品だ。 今回は副題に「むずかしいことをシンプルに言ってみた」と入っているように前作とは趣向を大きく変えており、著者の言葉を借りれば『これは、絵とやさしい言葉を使っただ。ページごとに、大事なものやおもしろいものの仕組みや成り立ちを、英語でいちばんよく使われる1000語だけで説明している』という一冊になる。存分にイラストと解説を描きこむためにの大きさは大型の図鑑サイズと

    世界をより鮮明に理解するために──『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』 - HONZ
  • 物理学、化学、生物学、地学の総がかりで迫る『地球の歴史』

    地球をシステムとして捉えた「地球惑星科学」の入門書。 地質学をベースに、天文学、地球物理学、分子生物学から古生物学、物理化学や環境化学、海洋学など、ありとあらゆる自然科学を総動員して説明してくる。その切り替えはスムーズで、「今から化学の視点で分析するよ」と宣言されない限り継ぎ目が見えない。地球という存在に取り組むにあたり、細分化された学問では説明しきれないという思いが文章のあちこちに溢れており、応用科学の真骨頂に触れる、エキサイティングな読書となった。 書を面白くさせているのは、視点スケールだ。すなわち、地球をまるごと把握するため、全体を一つのシステムとして理解する発想である。地球を「系」で考え、串刺しで説明しようとする。たとえば、地球寒冷化を説明する際、太陽活動や巨大隕石の影響のみならず、大気水圏で起きている事象と、固体地球圏での原因の相互作用として説明する。しかも、人のスケールである

    物理学、化学、生物学、地学の総がかりで迫る『地球の歴史』
  • 1623夜 『見えない巨人―微生物』 別府輝彦 − 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    1623夜 『見えない巨人―微生物』 別府輝彦 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1622夜 『微生物が地球をつくった』 ポール・G・フォーコウスキー − 松岡正剛の千夜千冊

    微生物が地球をつくった 生命40億年史の主人公 ポール・G・フォーコウスキー 青土社 2015 Paul G. Falkowski Life's Enginens――How Microbes Made Earth Habitable 2015 [訳]松浦俊輔 編集:渡辺和貴 装幀:岡孝治 ポール・フォーコウスキーは海洋生物学者だ。黒海に行って、水深150メートルで光合成をする微生物を調査した。光合成をする微生物は太陽光のエネルギーを用いて新しい細胞をつくる。海の中では植物プランクトンがそれをして、酸素を放出する。 あるとき、植物プランクトンを感知するための特殊な蛍光光度計が奇妙な信号をキャッチした。光度計は酸素がない深さを調査していたので、その信号を送った生物は海の上のほうにいる植物プランクトンではなかった。信号はどこから届いたのだろうか。どうも海底に近い。いろいろ調査してみて、フォーコウ

    1622夜 『微生物が地球をつくった』 ポール・G・フォーコウスキー − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1621夜 『遺伝的乗っ取り』 A・G・ケアンズ=スミス − 松岡正剛の千夜千冊

    遺伝的乗っ取り 生命の鉱物起源説 A・G・ケアンズ=スミス 紀伊国屋書店 1988 A.G.Cairns-Smith Genetic Takeover―and the mineral origins of life 1982 [訳]野田春彦・川口啓明 2週間ほど前、大隅良典さんのオートファジー研究がノーベル生理学医学賞を受賞した。以前から噂のあった研究なので、また朝日賞・京都賞・ガードナー国際賞も授与されていたので当然の受賞だったが、この評価はかなり嬉しい。 オートファジーというのは、細胞がみずからのタンパク質を分解して再利用することである。細胞によっては過剰にタンパク質を合成しすぎたり栄養状態が悪化したりすることがあるのだが、こうしたときに細胞が自分で自分のタンパク質をつくりだしてべはじめることから、オートファジー(自)と名付けられた。大隅さんは細胞がオートファジーするスイッチをオン

    1621夜 『遺伝的乗っ取り』 A・G・ケアンズ=スミス − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1620夜 『やわらかな遺伝子』 マット・リドレー − 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    1620夜 『やわらかな遺伝子』 マット・リドレー − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1618夜 『自己創出する生命・ゲノムが語る生命』 中村桂子 − 松岡正剛の千夜千冊

    自己創出する生命 普遍と個の物語 ゲノムが語る生命 新しい知の創出 中村桂子 哲学書房 1993 2004 編集:(自)中野幹隆/(ゲ)鯉沼広行 編集協力/三好秀英(綜合社) 装幀:(自)神田昇和/(ゲ)原研哉 二十数年前の暑い夏のこと、「スーパーコンセプトとしての生命について考えたい」という書き出しで、中村桂子の『自己創出する生命』(哲学書房→ちくま学芸文庫)は始まっていた。生命をスーパーコンセプトにするのか。そうそう、これこれ、こうじゃなくちゃ。桂子さんやったねと思った。 一読、多田富雄さんの「スーパーシステムとしての免疫の意味」に呼応しているようにも、ヴァレラやマトゥラーナのオートポイエーシス型の意味創出仮説に向けて、ちょっと骨っぽい生命論的なルーツと科学が語る物語のパースペクティブを与えようとしているようにも思えた。たんなる生物学者の呟きではない。「ゲノムで考える」に徹しようとして

    1618夜 『自己創出する生命・ゲノムが語る生命』 中村桂子 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1617夜 『生命と複雑系』 田中博 − 松岡正剛の千夜千冊

    自然にどんな階層があるのかはまだわかっていない。とくに物質系と生命系のあいだ(境界)がどんなふうになっているのか、幅があるのか溝があるのか、それとも何かの橋がかかっているのか、まだわかっていない。けれども、次のように想定することはできる。 物質系では宇宙の誕生このかたヒッグス粒子に始まる諸要素と4つの力に大別できる諸力によって、光優位から物質優位に向かって離合集散がおこってきた。これによって素粒子・原子・分子などが階層的に構成され、そこに分離や重合が生じた。やがて分子のレベルで化学反応がやりとりされ、生体膜によって内部と外部を分ける細胞が動き出しはじめると、核酸やタンパク質といった高分子に複雑な化学進化がおこった。 この化学進化は生命系の出来事を「情報」のふるまいによって語れるようにした。そのうち生命系は数億年をかけて、情報をめぐる自己複製と変異をくりかえしつつ多様化していく「複雑系」にな

    1617夜 『生命と複雑系』 田中博 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1615夜 『生命と地球の歴史』 丸山茂徳・磯崎行雄 − 松岡正剛の千夜千冊

    あのころは類書があるようで、なかった。 だからいままでずいぶん多くの諸君に「このはぜひ読むといい」と薦めてきた。ダイナミックな地球生命観をもつための門を蒙(ひら)くキーブックを選ぶなら、書はまちがいなくそこに入る。 地球科学のや生命化学のはいくらもあるし、地球にどのように地質変化がおこってそこからどのように生物が誕生進化してきたかを述べているは、少なくない。けれどもかなりの実証的な調査研究にもとづいて、しかもかなりの見方に独創が加わっているとなると、ましてそれを日人の科学者がまとめたものとなると、あまりなかった。1998年の著書だった。 海洋研究開発機構の研究者に高井研という地球生物学者がいる。まだ40代だ。2011年に『生命はなぜ生まれたか』(幻冬舎新書)を書いた。なかなか痛快ななのだが、こののなかで高井は書が自分にとっての先駆的で決定的な一冊になったと述べている。 丸

    1615夜 『生命と地球の歴史』 丸山茂徳・磯崎行雄 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1613夜 『植物は〈知性〉をもっている』 ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ − 松岡正剛の千夜千冊

    植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ NHK出版 2015 Stefano Mancuso & Alesandra Violq Verde Brillante―Senaibilità e Intelligenza del Momd Vegtale 2013 [訳]久保耕司 編集:松島倫明・塩田知子 編集協力:奥村育美 装幀:村尾亘・加藤愛子 ‥トマトには環境的嗅覚ともいうべきものがある。‥ジャガイモの葉は昆虫たちの死の床だ。‥根端は高性能の計算センターである。‥カシの木々は隣りどうしでひそひそ話をしてコミュニケーションをとっている。‥葉っぱの表皮細胞はレンズのように外界を感知する。‥ツタはありとあらゆるリスクを「出会い先」で分散させる性能に富んでいる。‥ハスは水の中の根茎どうしで開花のスウィッチを調整している。‥ゼラ

    1613夜 『植物は〈知性〉をもっている』 ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ − 松岡正剛の千夜千冊
  • 1612夜 『つぼみたちの生涯/ふしぎの植物学/雑草のはなし』 田中修 − 松岡正剛の千夜千冊

    つぼみたちの生涯 ふしぎの植物学 雑草のはなし/都会の花と木 植物はすごい 田中修 中公新書 2000・2003・2007・2009・2012 編集:佐々木久夫・酒井孝博 編集協力:高橋亘・菅井啓之・平田礼 ずいぶん前に『植物的生命像』(講談社ブルーバックス)を読んだ。四半世紀ほど前だ。古谷雅樹という植物生理学者が書いたで、ふーん、なるほど、そうかそうかと思った。 「生命の絵を描けと言われると、さあ何を描くといいのだろうか」とか、「植物は囲碁型で、動物は将棋型である」とか、「植物はプロペラをもっていて、動物はスクリューをもっている」とか、植物は「ばらつき」「むだ玉」「異端の効用」などを生かしているといった、なかなか示唆に富む話が綴られていた。 その後、このを書棚から失していたのだが、同じ著者の『植物は何を見ているか』(岩波ジュニア新書)で、このセンセイが1926年生まれの光形態形成やフ

    1612夜 『つぼみたちの生涯/ふしぎの植物学/雑草のはなし』 田中修 − 松岡正剛の千夜千冊
  • 人生の役に立って欲しくない『毒の科学』

    「部屋とワイシャツと私」の2番について、と語り合ったことがある。 期待と不安が混じりあった新婚ほやほや感が、甘い思い出とシンクロしてええなぁ……と思っていたら、2番だった。オンナの勘は鋭いのよと前置きしてから、「あなた浮気したら、うちでの事に気をつけて」と警告する。なぜなら、「私は知恵を絞って、毒入りスープで、いっしょに逝こう」だから。 ほとんどの毒は臭いや味で気付くだろうし、微量で死に至らしめるようなものは、そもそも手に入らないだろう……と言ったら、「だから知恵を絞るんよ」と返された。曰く、ホームセンターで手に入るような化合物は、死ぬにはいいけどスープには適していないという。経口摂取ならキノコや魚類がいいそうな。く詳しいねと言ったらニッコリされた。 半信半疑で『毒の科学』を読んだら当だった。もう一度言う、の毒の知識は物だった。 『毒の科学』は、人にとって「毒」とは何かという定

    人生の役に立って欲しくない『毒の科学』
  • 文系にこそ読んで欲しい理系界のラノベことブルーバックス - コリログ

    2016 - 03 - 10 文系にこそ読んで欲しい理系界のラノベことブルーバックス 理系の ラノベ ブルーバックス 理系だからどうだとか文系だからどうとかそういうことはこのエントリーで論ずる気は無い。しかし、理系だから、文系だからとお互いの学問を毛嫌いする姿勢には少し疑問がある。どちらもが歩み寄りが必要だ。しかし、文系の方にとっていきなり理系の話をすると意味不明だし、面白くないだろう。しかし、文系の方には小説、文章が好きな方が多い。小説が好きな方は 村上春樹 や 東野圭吾 の表現が素晴らしい、あの言葉の言い回しは神がかっている。この表現が好きだ。などインターネットに書評や感想を書いている。では、文章なら、物語なら理系の面白さを少しはわかってくれるのでは無いか、興味を持ってくれるのではないかと考えた。いきなり PubMed で論文の原文読めはきつい、それなら美女が空から降りてきたり超能力に

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  • 1595夜 『ソウルダスト』 ニコラス・ハンフリー − 松岡正剛の千夜千冊

    ソウルダスト 〈意識〉という魅惑の幻想 ニコラス・ハンフリー 紀伊国屋書店 2012 Nicholas Humphrey Soul Dust― The Magic of Consciousness 2011 [訳]柴田裕之 編集:和泉仁士 装幀:中垣信夫・中垣呉 あなたがスミレを目にしているときの色の感覚は、 別の人がマリーゴールドを目にしているときの色の感覚と 同じでないと、どうしてわかるのか? ――ジョン・ロック 一見すると、ニコラス・ハンフリーの著書は還元主義的な推理でできている。従来のぼくはこの手法にはあまり脱帽してこなかった。科学現論の多くが要素還元的であるのは仕方ないとして、動的な秩序を創発する生命現象を還元主義にしてしまうのは、困った見方だと思ってきたし、いろいろ問題も感じてきた。ところがハンフリーについては少しずつではあるが、4度にわたって煩悶しつつも刺激を受けた。 邦訳は

    1595夜 『ソウルダスト』 ニコラス・ハンフリー − 松岡正剛の千夜千冊
  • 身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』

    完成品を分解したり観察することによって、動作原理や設計・仕様を調査することをリバースエンジニアリングという。これを「人体」に適用したのが書になる。 しかし人体は「完成品」ではないし、設計図からデザインされたものですらない。その時々の環境に応じて「生きる」「殖える」ことを目的とし、変化を重ねてきた。人の身体には、パリンプセストの羊皮紙のように何度も消しては書かれてきた跡が見えるという。「私たちの身体には物語がある」と断言する著者は、そうした人体と環境の変化を、ときには精緻に、ときにはドラマティックに明らかにしてくれる。 非常に面白いのは、「人の身体はなぜこのようになっているのか」というアプローチから迫ってゆくうち、「人は何のために生きるのか?」への回答がなされていること。人類の祖先との身体構造の違い―――長い脚、高い鼻、大きな頭といったパーツから始まって、なぜべ物を喉に詰まらせるのか(気

    身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』
    gogatsu26
    gogatsu26 2015/10/30
    “日本人の死因4位の肺炎のほとんどは、誤嚥により引き起こされる” “衝撃を受けた答えの一つは、「わたしたちの身体は、"走ること"に適応している」である”
  • 科学を伝える技術『サイエンスライティング』

    科学報道に不満がある。 リスクを極端に誇張したり、特定の団体を槍玉にあげつらうことに一所懸命で、エビデンスベースの話がない。新理論や新発見の解説をスルーして、それを成した人ばかりに焦点を当てる。不正確な報道を流布した挙句、訂正しない(わたしが気づかないだけ?)。俺様ストーリーに沿わない主張は、学会内の反対派を持ち上げて潰そうとする(バランスをとるつもり?)。 かくしてネット越しに海外ソースを確かめるのがデフォルトになる。さもなくば、雑誌や書籍といった「形」になったもので再検証するハメになる。日のことなのに、海外から確認するなんて、哀しいやら情けないやら。では、BBCやNatureといった大御所の欧米ならさぞかし見習うものがあるんじゃないかと手にしたのが、書だ。 書は、第一線で活躍するサイエンスライターたちが、自らの知見を伝える実践的ガイドブックだ。いわゆる科学記者に限らず、TVの科学

    科学を伝える技術『サイエンスライティング』