『生ける屍 (ちくま文庫 て 13-1)』 ピーター・ディキンスン,神鳥 統夫 筑摩書房 1,100円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto もう、本当にベタなことから言わせてください。サンリオSF文庫『生ける屍』、この原稿を書いている時点でアマゾンの古書価が32,000円だ。高すぎ! でも、ちくま文庫で復刊された同書の巻末に寄稿している佐野史郎のエッセイによれば、彼が原稿を書いていた際には47,748円、コレクター商品に至っては128,880円の値段つけがされていたというから狂気の沙汰である。人の欲望につけこむにしても、文庫本一冊にそれはねえ。 というわけで今週とりあげるのはピーター・ディキンスンの幻の長篇『生ける屍』である。ディキンスンは最初、英国の警察官ピブル警視が登場するシリーズの著者として日本に紹介された。そのシリーズ第1作『ガ
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