警察庁の米田長官は、全国の警察の警備担当の責任者を集めた会議で、2020年の東京オリンピックとパラリンピックについて、テロの標的になる懸念を示したうえで、治安を守る責任を果たすよう指示しました。 会議は、東京オリンピックとパラリンピックの開催が決まってから初めて開かれ、全国の警察の警備担当の責任者などおよそ100人が出席しました。 この中で、警察庁の米田長官は、「オリンピックとパラリンピックは国際的なイベントであり、ことし4月のボストンマラソンでの爆弾テロ事件のように、テロの標的となることが懸念される」と指摘しました。 そのうえで、テロと無関係だった個人が、インターネットの影響などで突然テロリストになるケースが相次いでいることにも触れ、開催国の警察として治安を守る責任を果たすよう指示しました。 警察庁は、7年後の開催に向けて、爆発物に使われる可能性がある化学物質を販売する店舗に、改めて管理