2009年6月15日のブックマーク (1件)

  • 寛解と回復と反応率 - 井出草平の研究ノート

    今回は授業へのフィードバックのエントリ。今週の授業でうつ病について喋っていたのだが、寛解と回復の違いを説明しなかったせいか、どうも混乱したようなので、授業プリントを作るついでにこちらにも書いておこうと思う。内容自体は授業に密着したものではなくて、治療による寛解と回復と効果率の話。 寛解(remission)という言葉は、日常生活ではあまり使わない言葉である。寛解とは病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を意味する言葉である。例えば、状態でうつ気分に苛まれ、ベッドから立つことができないと言う状態が治療することによって日常生活が支障なく送れる程度まで状態が戻ると寛解という表現をする。寛解は回復とは異なる概念である。寛解は薬を飲むのをやめて元気になったということを意味しているわけではない。 以下がモデル図。 Kupferのモデル図*1を改変したもの。森下茂『抗う

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