日テレ系の年末特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんでSP 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」は様々な点で酷いものだった。ダウンタウンの浜田雅功が黒人を風刺したかのような黒塗りのメイク(黒人達からは彼らへの侮蔑と受け取られる)で登場したことについては、BBCやワシントンポストなどの海外メディアでも報道される騒ぎに発展しているが、もう一つ、見過ごせない大問題があったので、本記事ではそちらについて指摘しておきたい。番組中、タレントのベッキーが無理矢理、抑え込まれて、タイ式キックボクシング(ムエタイ)の使い手にキックで強打された上、痛がる姿を笑いものにされたということだ。 〇男性芸人たちに取り囲まれ、「タイキック」を受けたベッキー 番組中のドッキリ企画というかたちで、進行役がベッキーに対し、彼女の不倫騒動の「禊ぎ」としてタイ式キックボクサーに蹴らせることを宣言。驚き、恐怖に目を見開
平成に入り、子育てを夫がする「イクメン」が少しずつ浸透してきました。残業を減らす働き方改革も進んでいます。それなのに、まっすぐ帰宅をせずにファミリーレストランなどで時間を潰す家族持ちの男性会社員がいます。その名も「フラリーマン」。家庭では妻や子どもが待っているのに、「どうしても足が家に向かない」。つかの間の息抜きを求める、パパたちの思いは。(朝日新聞記者・山内深紗子、中井なつみ)
横綱日馬富士が貴ノ岩を殴ってケガをさせた事件が発覚して以降、マスコミ(特にテレビ)のこの問題の取り上げ方は、尋常ではなかった。ワイドショーと呼べばいいのか、情報番組と呼んで欲しいのか分からないが、そうした番組はもう連日、これを話題にしてきた。特に事態に変化がなくても、「これまでのおさらいです」とか言って、何日間も繰り返してきた話を蒸し返す。北朝鮮を巡る情勢や新幹線のぞみの台車破断インシデントや、あるいはエルサレムを巡る問題、あるいは子供の貧困や子育て環境……そのほか掘り下げなければならない問題は多々あるではないか、と思う。 しかも、いつの間にか白鵬vs貴乃花、八角理事長vs貴乃花親方といった対決構図が仕立てられ、コメンテーターが想像や推測に基づいた話を展開。そして、いずれの対決構造においても、なぜか白鵬はヒール役で、番組やネット上で激しい白鵬叩きが行われてきた。白鵬があたかも事件の”黒幕”
学生時代から「ぼっち」の自覚があった女性ライターは「一人遊び」の記事が評判となり本も刊行しました。当初は「これってコンテンツになるんだ」と思いながら書いた記事。思わぬ反響の背景には潜在的な層がいたことが挙げられます。「ひそかに同じことを思っていた人から『よくぞ言ってくれた』という感覚で受け入れられたんだと思う」。一人でいるのは自由で楽だけど、どこか肩身が狭いと感じてしまう。そんな自分と折り合っていくには。「恥ずかしいと思っている自分が一番の敵」と達人は語りかけます。(朝日新聞記者・丹治翔)
日本テレビのみなさまへ、生活保護についての悪意のある番組放送はやめてください12月22日の19時~20時54分に、日本テレビ系列で『「ずるい奴らを許すな!」目撃!Gメン 徹底追及スペシャル(3)』が放送されました。 放送をみましたが、番組のなかでは生活保護の不正受給を取り上げ、不正受給をしたと思われる生活保護利用者を「ずるい奴」として、それを摘発する行政の職員をGメンとして描いていました。 番組で紹介された「不正受給」に対してのデータや、取材方法等について、ちょっと度を超えているのではないかと思いましたので、以下に書きます。 番組で紹介された2件の事例番組では、愛媛県松山市と埼玉県加須市での事例が紹介されていました。 松山市の事例は、取材をしたのは昨年10月。病気で働けないという一人暮らしの30代の女性。匿名の通報で調査を開始し、風俗の仕事をしているという疑いが。 家の前で数日にわたり取材
韓国の男性アイドルグループSHINee(シャイニー)のメンバー、ジョンヒョンさん(27)が18日、死亡した。遺体がみつかった宿泊施設の室内からは練炭が見つかっており、自殺したと見られる。 これを受けて、朝日新聞が19日、ジョンヒョンさんの遺書全文を和訳して公開した。筆者はこれに、強い違和感と胸騒ぎを覚える。 朝日新聞は2017年12月19日10時47分にジョンヒョンさんの遺書全文を公開した同紙によれば、遺書はジョンヒョンさんの「知人の韓国人歌手が画像投稿SNS『インスタグラム』で、『遺族と相談した結果』として公表した」ものだという。それならば新聞が載せずとも、遺書はジョンヒョンさんを偲ぶ人々の間で広く読まれることになったはずだ。翻訳も、語学力のあるファンの手で素早く行われたことだろう。 それなのに、新聞がわざわざこれを公開する意味はどこにあるのか。朝日新聞がジョンヒョンさんの死の背景を深く
毎年、この季節になると薪ストーブの話題が登場する。 だいたい、その温かさ自慢や炎で癒され自慢が多い。薪ストーブは遠赤外線を出すので身体の芯まで温めるとか、家中を温める、翌朝まで温かい、またなかには薪で沸かしたお湯で入れたコーヒーは美味い? 自慢話ばかり聞かされるのはちと悔しいので、これらの「薪ストーブ神話」について考えてみた。 というのも、知り合いが念願の薪ストーブを導入して喜んでいたのだが、ほどなく体調を崩した話を聞いたからだ。喉が痛くなり、気管支炎のような症状が出たとのこと。 最初は何か特殊な病気にかかったのではないかと焦り病院通いまでしたそうだが、ほどなく薪ストーブのせいだとわかったそう。薪を焚いたことで部屋の中が乾燥し過ぎてしまっていたのだ。湿度を計ると20%台だったという。通常40%以下だったら過乾燥だろう。 もともと冬は気温が低いので、空気中の飽和水蒸気量が少ない。その空気をス
「わたしの仕事8時間プロジェクト」が厚生労働省担当者に対し、「働き方改革」一括法案の問題点について質疑 「8時間働いたら帰る、暮らせるワークルールをつくろう」というネット署名活動(※1)に取り組んでいる「わたしの仕事8時間プロジェクト」(※2)が、これまでに集まった署名15,044筆と1,500件あまりのコメント一覧を2017年12月6日、厚生労働省に提出した。 署名提出の際に、「わたしの仕事8時間プロジェクト」のメンバー6名が厚生労働省労働条件政策課の担当者に対し、「働き方改革」一括法案(要綱)(※3)について質疑を行っている。その概要の一部が、下記の署名提出報告に掲載された。 ●「わたしの仕事8時間プロジェクト」署名提出のご報告(2017年12月16日) 年明けの通常国会に提出が見込まれている「働き方改革」一括法案(現在は「要綱」のみ公開)には、「残業代ゼロ法案」と言われてきた「高度プ
無実の罪で20年以上も獄中に囚われ、社会から隔絶され、そして無罪になって社会に戻る。そうなったら、いったい、どんなことに直面するのだろうか? あなたはそれを想像できるだろうか? 大阪府に住む青木惠子さん(53)の場合、かわいい盛りだった8歳の息子は30歳近い大人になり、両親は80歳を過ぎて介護が必要になっていた。最新の家電の使い方は分からない。20年前にはインターネットも携帯電話も普及していなかった。それに加え、無罪判決を得ても無実を信じない世間の目……。これは、20年という途方もない長い時間の中で失った、自分の人生と家族との絆を取り戻そうとする、一人の女性の再生の物語である。(取材・文=NHKスペシャル「時間が止まった私 えん罪が奪った7352日」取材班/Yahoo!ニュース 特集編集部)
放送法の規定を合憲とし、NHKを見ているか否かに関わりなく、NHKとの裁判で敗訴判決が確定すれば、テレビの設置日以降の受信料を全て支払わなければならないという最高裁判決。 「最高どころか最低だな」と憤りを覚え、「次の国民審査では判決に関与した15名の裁判官全員に『×』を付けてやる」と心に決めた人も多いだろう。しかし、国民審査には制度的な欠陥があり、その思いはかなわない。今回はこの問題を取り上げ、改善策などを示したい。 【国民審査のタイミング】 最高裁の裁判官は、憲法の規定に基づき、任命後初めて行われる衆院選の際に国民審査を受け、それから10年経過後に初めて行われる衆院選の際に再審査を受けるとされている。 これを前提とすると、就任直後に衆院選が行われれば、最高裁の裁判官として実績や判断材料が乏しいにもかかわらず、国民審査を受けるということになる。 1986年には就任からわずか24日で国民審査
毎日、毎日、日馬富士暴行事件のテレビでの大報道が続いている。そして毎回、お決まりの「1日も早い解決が待たれます」で番組が幕を閉じるから、いつまでたっても終わらない。 はっきり言って、この問題は解決できない。なぜなら、そのためには相撲が「注射」(これをマスコミは八百長と呼んでいるがそうではない)と「ガチンコ」で成り立っていることを認め、それを前提としてどうするかを真剣に話し合わなければならないからだ。 しかし、これまで相撲協会は「注射」を「無気力相撲」などと言い換え、ないものとしてきた。したがって、今回の事件の背景に“モンゴル互助会”があったことも認めるわけにはいかないのだ。 もし認めてしまえば、それ以前に、日本人同士で行われてきた“互助会相撲”も含め、すべての記録(たとえば大鵬の32回の優勝、千代の富士の53連勝、朝青龍の35連勝、白鵬の63連勝と優勝40回など)を破棄しなければならなくな
小保方氏やバカンティ教授を発明者とし、ブリガム・アンド・ウィミンズ病院(ハーバード大)を権利者とする日本国への特許出願が特許庁の拒絶理由に対応して補正を行ない、特許請求の範囲がSTAP細胞(多能性を持つ細胞)からSTAP細胞ではない何か(Oct4を発現する細胞を含有する細胞塊)に変わってしまったことについては既に書きました(過去記事「日本の”STAP特許出願”拒絶理由にハーバード大が想定外の応答」、科学ライターによる関連記事「もはやSTAPではなくなった国内"STAP特許出願"」)。 これに対応する米国特許(14/397,080)については、バカンティ教授による「STAP細胞はありまあす」宣誓供述書にもかかわらず、最終拒絶(FINAL REJECTION)が出ていたのですが、11月14日の〆切ぎりぎりになって出願人によりRCE(継続審査請求)が出されていました。これは、拒絶に対応して再度特
ハワイ州規制当局が「略奪的行為」としてEA社に調査 The State Of Hawaii Investigating EA For "Predatory Practices" http://www.gameinformer.com/b/news/archive/2017/11/21/the-state-of-hawaii-investigating-ea-for-predatory-practices.aspx?utm_content=buffer850be&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer Yesterday, Democratic State Representative from Hawaii Chris Lee held a press conference to explain that t
ふだん食べているお菓子やチーズ、缶詰などの大きさが、いつの間にか小さくなっていた――。こんな経験をした人は最近多いのではないだろうか。一見、これまでと同じ大きさでも、気持ち小さくなった気がし、調べてみると確かに容量が減っている。でも値段は前と同じ。ネット上では「だまされた気分」「実質的な値上げでは」との声も相次ぐ。こうした現象は、英語のシュリンク(縮む)にちなんで「シュリンクフレーション」とも呼ばれる。なぜ今、シュリンクフレーションが起きているのか。 ツイッターで話題に 筆者も2年ほど前、いつも食べているヨーグルトの容量が、450gから400gへと約1割減っていることに気付いたことがある。冷蔵庫から取り出した際に何となくいつもより軽い気がし、パッケージを見ると、たしか450gのはずが400gになっている。ネットで調べたら、実際にその通りだった。 ツイッター上では今、「くいもんみんな小さくな
日本の人気グラドルで歌手でもある篠崎愛が今、韓国で物凄い人気を呼んでいる。「篠崎愛、韓国の男心を狙撃する完璧な美貌」(『ビズ・エンター』)、「篠崎愛、こましゃくれたグラマラスガール」(『トップスター・ニュース』)、「篠崎愛、セクシーさと可愛らしさの完璧な共存」(『韓国政経新聞』)など、各種メディアが大騒ぎだ。 韓国版写真集がランキングで1位に韓国で篠崎愛がにわかに話題になっているのは、彼女が来韓したからだ。篠崎愛は韓国で写真集『夢幻』を発表。そのプロモーションのために韓国を訪れ、11月11日と12日にソウルの大型書店で発売記念サイン会を開いたのだが、その写真集の売れ行きが凄い。 発売前から予約が殺到しているとは聞いていたが、なんと韓国の主要オンライン書店の写真集部門で軒並み1位に輝いたという。 (参考記事:NGショット解禁に、激レア写真も…篠崎愛が韓国で発売する写真集が完売必至の人気!!)
PTAにおける諸問題のうち、最大のひとつは「子どもが学校に入ったら保護者は全員自動加入」が多いことです。 なぜ加入意思を確認せず、全員を強制加入させ続けるのか? これまでも多方面から分析してきましたが、「学校がPTA予算に頼っているから」というのも一因でしょう。 PTAのお金を、学校の予算(公費で賄うべき備品購入等)にあてているので、任意加入を周知して非加入者が出てくると、学校が使えるお金が減るため、強制加入を維持したいと考える校長先生も少なくないのです。 もちろんそんなことは、堂々と言える話ではありません。本来公費で負担すべきお金を私費(保護者負担金)やPTA会費*で負担することは、地方財政法に違反します。(*11.29修正追記しました) 「寄付は好きで払うものなんだから、問題ない」という考え方もありますが、寄付はボランティアと同様、自発的な意思で行うものです。現状のように、強制自動加入
「なんて醜いんだ」とオスロ市民から不満と驚きの声があがっている。 今週、ノルウェーの首都オスロの有名なカール・ヨハン通りに、灰色のコンクリートの置物が大量に出没した。 フォトジェニックとは言えないコンクリートの置物がずらり Photo: Asaki Abumi欧米各地で発生している車の暴走テロが、ノルウェーで絶対に起きないとは言い切れない。 オスロで人通りが多く、王宮、国会、ノーベル平和賞受賞者が宿泊するグランド・ホテルなど、観光スポットが集まるカール・ヨハン通り。地元民や観光客が歩き、国会議員なども車などで頻繁に利用する場所だ。 オスロ中央駅から王宮をつなぐ1020メートルのカール・ヨハン通り。中央駅前にもコンクリート Photo: Asaki AbumiPhoto: Asaki Abumi国会周辺には車突入を防止する「花壇」がこれでもかと集中して置かれる。1年の半分は冬のような天気の国
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