目の前の神様 久野田ショウ <隔週月曜更新>大刀は最近、自分の指す手に自信が持てない。自らのデビュー戦で“神様”と出会ってから、何かが変わってしまった。同世代の“神様”に勝てる日は来るのか――自らを“凡人”と思う一人の棋士と“神様”、そして彼らと同じ時代を生きた人々の物語。 [JC2巻発売中]
将棋の八大タイトルの1つ、「王座戦」五番勝負の第3局が京都市で行われ、藤井聡太七冠(22)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に勝ち、3連勝で「王座」のタイトルを初めて防衛しました。 「王座戦」五番勝負はここまで、藤井七冠が、「王座」返り咲きを目指す 永瀬九段に連勝し、タイトル防衛まであと1勝となっていました。 第3局は京都市で行われ、対局開始から30分で50手を超えるなど、序盤はテンポよく進みました。 午後からは攻め合う展開で、後手の藤井七冠が「桂馬」や大駒の「角」を中心に相手玉に迫ります。 一方、あとがない永瀬九段は相手の攻めをしのいで、反撃します。 終盤、両者ともに持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となりますが、永瀬九段が相手玉を詰め切れず、午後9時、156手までで投了。 藤井七冠が3連勝で制し、「王座」のタイトルを初めて防衛しました。 一方、永瀬九段は、タイトル奪還を
王座戦五番勝負は藤井聡太七冠(22)に、昨年まで同タイトルを保持した永瀬拓矢九段(32)が挑む構図となっている。第2局を取材した記者が、旧知の永瀬から対局直後に75分以上にもわたる電話インタビューに成功した。そこで語られた衝撃的な言葉とは——。〈NumberWebノンフィクション/全3回の第1回〉 八冠達成から1年後、雪辱戦のつらい結果 敗北という結果は昨年と同じだったが、内容はまるで違っていた。 藤井聡太王座の地元である愛知県で9月18日に行われた第72期王座戦第2局は、永瀬拓矢九段の完敗に終わった。これで藤井の2連勝。昨年のリベンジマッチと意気込んで臨んだ永瀬にとってはつらい結果である。 前期王座戦の名古屋対局は第3局で、永瀬が会心の指し回しを見せていた。力勝負から機敏に仕掛けてペースを握り、優勢から勝勢に持って行った。永瀬勝利の可能性が高いと聞いた報道陣は対局フロアのエレベータホール
これが将棋のシン・勝利のアプローチ! 「棋士は頭脳アスリート」 岡部怜央四段も効果実感
2024/9/18の対局結果 伊藤園お~いお茶杯 王位戦 予選1回戦 ☗福間香奈女流五冠○-●☖安用寺孝功七段 王座戦 一次予選1回戦 ☗西山朋佳女流三冠○-●☖神谷広志八段 ☗大島綾華女流二段○-●☖豊川孝弘七段 9/18の対局で女流棋士3名全員が一般棋戦で勝利を収めた。同日に3名勝利はおそらく将棋界史上初の快挙だと思われる。 相手の棋士たちも全盛期は過ぎているとはいえ神谷八段・豊川七段は順位戦B級1組、安用寺七段はB級2組を経験してきた経験豊富な棋士だ。 (王座戦一次予選では先月福間も村田智弘七段に勝ち2回戦に駒を進めている) 女流棋士の現トップ層は一般棋戦の予選で当たるクラスの棋士には普通に勝てるレベルに達していると言ってよいと思う。清水中井らの世代ではそれすらも難しかった。 女流トップと言っても福間と西山だけじゃねーかという意見もまあ分かるが、昨日の対局で彼女らに並んで大島女流二段
将棋の女流棋士、西山朋佳女流三冠(29)が、女性初のプロ棋士を目指して挑む「編入試験」五番勝負の第1局が東京で行われ、西山女流三冠が勝って初戦を白星で飾りました。 西山朋佳女流三冠のプロ編入試験の第1局は、10日午前10時に東京の将棋会館で始まりました。 第1局の試験官は高橋佑二郎四段で、後手の西山女流三冠は「飛車」を横に移動させる得意の「振り飛車」の戦型を取ります。 終盤、西山女流三冠は、持ち駒の角を大胆に使うなどして果敢に攻め込み、午後5時44分、高橋四段が132手までで投了しました。 この結果、西山女流三冠が第1局を白星で飾り、編入試験合格に向けて一歩前進しました。 西山女流三冠は大阪出身で、2010年に「奨励会」に入り、三段まで昇段しましたが、プロ棋士となる四段には昇段できず、3年前に退会して女流棋士に転向しました。 その後は、女流タイトルを通算16期獲得するトップ女流棋士のひとり
昨秋の王座戦で手痛い逆転負けを喫した永瀬は、藤井に屈辱の全冠制覇を許した。「藤井さんとの違いは何か」。調子を崩し、人知れず思い悩んだ一年を振り返りながら、9月4日から再び始まる王座戦に懸ける意気込みを明かした――。 前編記事『藤井聡太の八冠達成から1年…「運命のリベンジマッチ」に挑む永瀬拓矢がはじめて明かした「藤井さんとの違い」と、最強棋士に感じていた「異変」』につづき、永瀬の証言を紹介する。(取材・文/大川慎太郎) 藤井聡太の強み 永瀬は、藤井のメンタルの強さをどういうところから感じるのだろうか。 「メンタルってブレずに一定なのが最強ですけど、藤井さんはまさにそれなんです。結果に一喜一憂せずに、プロセスを重視しているところでしょうか。野球のイチロー選手が、ヒットを打っても喜ばないというのと似ています」 棋士は負けず嫌いの性格が多い。そうでなければ少年時代からの激烈な競争を勝ち抜くことはで
棋士は対局中にお茶などの飲み物を頻繁にとる。頭を酷使したり緊張感が高まると喉が渇くからで、「トイレ」に行くことが必然的に多くなる。ただ生理的な理由だけではない。自身の気持ちを整えたり、戦意を高揚させる絶好の場でもある。対局においてのトイレに関する様々なエピソードを、田丸昇九段が2回にわたって紹介する。【棋士の肩書は当時。全2回の前編/後編に続く】 東京・千駄ヶ谷の将棋会館は、建設中の「千駄ヶ谷センタービル(仮称)」1階に10月以降に移転する。公式戦の対局は来年から同所で行われる。 その新将棋会館の予定設計図が2年前に棋士たちに提示された。理事室、事務局、記者室、道場などのほかに、対局室は10室以上で、特別対局室や椅子対局室、防音対局室があった。 新将棋会館、現将棋会館のトイレの位置は… 棋士たちは、ある場所に注目した。それはトイレである。
ロシア南部にあるダゲスタン共和国出身のチェスプレイヤー、アミーナ・アバカロワが、対戦相手を毒殺しようとした容疑で逮捕されました。犯行の様子は監視カメラに捉えられていました。 Russian female chess player's plot to poison opponent with mercury exposed - YouTube Telegram: Contact @bazabazon https://t.me/bazabazon/30070 На соревнованиях в Дагестане шахматистка попыталась отравить соперницу. Что известно https://rtvi.com/news/na-sorevnovaniyah-v-dagestane-shahmatistka-popytalas-otravit-so
競馬ファンとしても知られた作家の大崎善生さんが8月3日、下咽頭がんで亡くなった。66歳だった。 札幌出身で、早稲田大学卒業後、雑誌「将棋マガジン」編集部を経て、「将棋世界」編集長をつとめた。2000年にノンフィクション『聖の青春』で第13回新潮学芸賞を受賞。2001年2月、退職して作家活動に入り、『将棋の子』で第23回講談社ノンフィクション賞を受賞。そして、2002年には初めての小説『パイロットフィッシュ』で第23回吉川英治文学新人賞を受賞するなど、ノンフィクション作家としても小説家としても活躍した。 2014年の「第30回優駿エッセイ賞」から同賞の選考委員をつとめた。私も同じタイミングで選考委員となり、昨年まで毎年、最終候補となった16作品についての意見や感想、評価を披露し合った。 古井由吉さん、吉永みち子さん、大崎さん、優駿編集部の山上昌志さん、そして私の5人でスタートしたのだが、古井
2024.07.19 豊島将之九段が5つに分裂!? 話題の新刊『マンガでわかる子ども・初級者のための1手詰』 島田修二 豊島先生に監修のお願いをしたのが1年前。ついに予約を開始することができました! 感無量です。 将棋界において1手詰といえば『1手詰ハンドブック』がキングオブキングスとして輝いており、『藤井聡太推薦!将棋が強くなる実戦1手詰』も長年にわたって愛されております。 これら2冊は1手詰の問題の前に簡単に将棋のルールも解説しているのですが、そこにさらにマンガの要素を加えて、ふりがなもつけることで、究極に敷居の低い本ができるのではないかと考えました。 そのころちょうど豊島先生がNHKの将棋講師をされていて「豊島ブートキャンプ」という言葉も流行しておりましたので、「これは豊島先生に監修をお願いするしかない」と考えて打診した次第です。 豊島先生にOKいただいたときは狂喜乱舞しましたね。
函館市で行われている将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」七番勝負の第2局で、挑戦者の渡辺明九段が藤井聡太七冠に勝って勝敗を1勝1敗のタイに戻しました。 「王位戦」七番勝負の第2局は函館市で行われ、2日目の18日、先手の渡辺九段が17日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」を立会人が開封して対局が再開しました。 互いに出方をうかがう展開から渡辺九段が攻めに転じ、午後5時40分、藤井七冠が97手までで投了。 渡辺九段が勝って、勝敗を1勝1敗のタイに戻しました。 藤井七冠は今月「棋聖戦」を5連覇で制し、初めての永世称号、「永世棋聖」の資格を最年少で獲得しています。 今回の「王位戦」で防衛を決めれば5連覇となり、2つ目の永世称号、「永世王位」の資格を獲得することになります。 一方、渡辺九段は、これまでに藤井七冠とタイトル戦で5回顔を合わせていますが、いずれも敗れていて、雪辱を期す戦いです。 「王
ジャックフルーツ @anokiracard @toyosushogi こういうのにしては二歩していないだけエラいと思います。まぁ9筋に頭が丸い駒が並んでるので狙いたくなってしまうのが将棋ファンですが。
7月6日から7日にかけて愛知県・徳川園で行われた将棋の第65期王位戦第1局。藤井聡太王位(七冠)と挑戦者の渡辺明九段による対局は、千日手指し直しの末、想像をはるかに超える激闘となり……。“灼熱の名古屋決戦”を現地取材した記者が観戦記を寄せた。(全3回の1回目/#2、#3へ) 「ええっ、マジですか」大盤解説会で思わず漏れたホンネ 「ええっ、マジですか。驚いた……」 大盤解説会の壇上に立つ高見泰地七段は、後手番の渡辺明九段が指した72手目にそんな声をあげた。客席を意識した大袈裟なリアクションではなく、棋士としての素直な反応のように見えた。高見の驚きに、中日ホールを埋めていた約600人の将棋ファンは小さくざわめいている。 王位戦は2日制で行われる対局である。 その2日目の午後を迎えても、進行はスローペースのままだった。両者の駒がほとんどと言っていいほどぶつからず、1日目の午後に歩を一つずつ取り合
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