今、吉川弘文館から現代語訳「吾妻鏡」が配本されていて、先日、最新刊を購入した。日本史大好きな私にはここ数年来の楽しみのひとつなのだが、東京在住十五年ながら、鎌倉には行ったことがないことに気づいた。いつでも行けると思えば、案外行かないものだ。素通りして横須賀や湘南には行ったことはあるのだが、鎌倉は行く予定だったのに急に事情が変わって行けなくなったというようなことが何度かあったと記憶している。「俺、そう言えば鎌倉に行ったことがないよ」と妻に言えば、「じゃあ、今度の祝日にでも行ってみる?」と言ってくれたのはよかったのだが、昨日、彼女は急用が出来て、お付き合いいただけなくなった。「私は行けなくなったけど、増田くん、せっかくだから一人で行けばいいじゃない」うーん。鎌倉のおしゃれな喫茶店とかに一人では入りづらいなあと思ったのだが、大仏と鶴岡八幡をちょちょいと見るだけでいいじゃないかと思い直して、早朝か