ビンロウ(檳榔、学名: Areca catechu)は、太平洋・アジアおよび東アフリカの一部で見られるヤシ科の植物。 中国語では檳榔(ビンラン、国語注音: ㄅㄧㄣ ㄌㄤˊ、拼音: bīnláng[2]、普通話注音: ㄅㄧㄥ ㄌㄤˊ、拼音: bīngláng[3])と書く。種子は嗜好品として、噛みタバコに似た使われ方をされ、ビンロウジ(檳榔子[4]、英: areca nut / betel nut)という場合は通常この種子を指すが、発がん性が指摘されており、「死の実」とも呼ばれる。マレー語では pinang と呼び[5]、ペナン島の名の由来となった植物である。 リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[6]。 単幹で高さ10 - 17メートル (m) 、まれに30 mに達する。高さの割にはほっそりした樹形をしており、幹には葉痕である横縞がある[4]。雌雄同株であり、1