広島の首位躍進を支えているのが、巨人にFA移籍した大竹の人的補償として入団した一岡竜司投手(23)だ。1日の楽天戦(コボスタ宮城)では3点リードの9回に登板し、三者凡退に抑えて2セーブ目をマーク。5月29日のロッテ戦(マツダ)では2点を失っただけに「むちゃくちゃ緊張した。あの点差でつないでくれた(中田)廉。全部、真っすぐを投げさせてくれた石原さん。周りの方のおかげです」と安堵の表情を浮かべた。 ここまでチーム最多の22試合に登板して防御率0・82。5月30日から始まった「オールスター2014」のファン投票にも初ノミネートされた。カープ女子にも大人気で背番号「30」のユニホームが売り切れるほどだが、一岡は「もっと頑張らないと…」と口元を引き締める。 一気にブレークしても絶対、有頂天にはならない。実はそう思わざるを得ない出来事があった。先日、一岡が広島市内の自宅付近を歩いている時のことだ。「女