去年、全国で起きた殺人や盗みなどの刑法犯罪は121万件余りで、12年連続で減少しました。 特に、空き巣などの窃盗犯は大幅に減って89万件余りとなり、戦後最も少なくなったことが警察庁のまとめで分かりました。 警察庁によりますと、去年1年間に全国で起きた刑法犯罪は121万2240件で、前の年より10万1900件、率にして7.8%減りました。 刑法犯罪は、最も多かった平成14年の285万件から減少を続け、これで12年連続の減少となり、昭和54年以来、35年ぶりに130万件を下回りました。 特に▽空き巣や車上狙いなどの窃盗犯は89万件余りで、前の年より8万3000件、率にして8.6%と大幅に減少し、記録の残っている昭和21年以降、戦後最も少なくなりました。 一方、▽殺人事件は1054件と116件増えたほか、▽被害が増えている振り込め詐欺の影響で、詐欺も4万1525件と、前の年より3223件、率にし