オーストリアのネハンマー首相は、ウクライナへの軍事侵攻のあと、EU=ヨーロッパ連合加盟国の首脳として初めてロシアを訪れ、プーチン大統領と会談しましたが「楽観的に報告できる内容はない」として、停戦の呼びかけなどをめぐって進展はなかったという認識を示しました。 オーストリアのネハンマー首相とプーチン大統領の会談は11日、ロシアの首都モスクワで行われました。 会談は、ロシアによるウクライナへの侵攻後EU加盟国の首脳としては初めてです。 会談後、単独で会見したネハンマー首相は「ウクライナの人々のために戦争を止めなければならないと彼に伝えることが私にとって重要だった」と述べ、停戦や避難ルートの設置などを呼びかけたと説明しました。 しかし「会談について楽観的に報告できる内容はない」と述べ、進展はなかったという認識を示しました。 また、ロシア大統領府のペスコフ報道官は会談後「最近の会談としては長くはなか