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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/matsuiism (2)

  • 源頼朝をめぐって - heuristic ways

    坂口安吾の「源頼朝」(『安吾史譚』所収)を読んだとき、私は最初、頼朝の前半生(伊豆での流人生活)から後半生(鎌倉幕府の創立)への転回・飛躍が、何か突然の思いもよらない冒険のように思えた。源氏の大将源義朝(よしとも)が平治の乱に負けて京都から逃れ、父(義朝)の一行とはぐれた十三歳の頼朝は遊女屋にかくまわれて潜伏生活をつづける。ところが父、長男悪源太、次男朝長はいずれも「非業の最期」をとげ、「三男頼朝が自然に源氏の正系となった」。やがて頼朝も平家の侍に捕らえられ、「六波羅(ろくはら)へ送られて死罪になる」ところだったが、平清盛の継母の池の尼が頼朝の助命をたのんでくれたため、伊豆への流刑で済むことになる。以後頼朝は伊豆の片田舎でまる二十年間というもの、父祖の菩提を弔うため一日も欠かさずに念仏三昧に日を暮らす。 そんな「無為の二十年」を過ごしていた頼朝が、北条政子との駆け落ちめいた結婚によって坂東

    goldhead
    goldhead 2012/01/17
    安吾史譚も持ってるので読んでみるか。/"肝心の「幕府」が用いられたのは江戸時代後期。頻用されるようになったのは、武家政治が終わった明治時代になってから"
  • 自由民、フリーター、テクスト - heuristic ways

    ネットの翻訳サイトで「自由民権」を英語に翻訳すると、“Freedman right”という訳が出てきたりする。“freedman”とは、「(奴隷の身分から解放された)自由民」のことである。「自由民・権」=「自由民の権利」と訳したわけだ。 「自由民」ということからの連想で思い出したのだが、私はこのブログを始めた頃から(2005年〜)しばらくの間、フリーターの問題にずっとこだわっていた。年齢的にはすでに行政用語でいう「フリーター」(15〜34歳)ではなくなっていたものの、雇用形態としては今も「アルバイト」(週5日の常勤)だし、フリーター当事者であるという自己意識はずっとある。 ただ、私の場合、別に正社員になりたいわけではないし、特に不当な待遇や差別を受けているとも思わない。労働形態としては、今の仕事がわりと性に合っているし、何より、「労働が主体的であるのは、まさにそれが私の人格とはなんの関係も

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