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ブックマーク / www.bookbang.jp (3)

  • 日常会話はなぜ成り立つのか? 「究極のフリースタイル」である言語を考える【いとうせいこう×ライムスター宇多丸・対談】 | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

    「言語とはジェスチャーゲームのようなものだ」という画期的な見方を提示して話題になっている『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』。同書に刺激を受けたライムスターの宇多丸さんが、日語ラップの先駆けであるいとうせいこうさんと対談。コミュニケーション論から日語の歴史、フリースタイルラップと言語の変化などを縦横に語り合った。 会話の主導権は「聞く側」に? 宇多丸 このを読んだ時、いとうさんと話したいと思ったんです。 いとう うん。言語というと、ある言葉の「A」というイメージをそのまま運んで、相手がそれを受け取るという風に思ってしまう。でも、実際のコミュニケーションはそんなことはなくて、実は短波放送みたいにすごく雑多なノイズだらけの音の中から正しい歌詞を見出すみたいな作業をしているわけだよね。 宇多丸 そうです。さぐりさぐりで、なんとか工夫しながら、ジェスチャーゲームのよ

    日常会話はなぜ成り立つのか? 「究極のフリースタイル」である言語を考える【いとうせいこう×ライムスター宇多丸・対談】 | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-
    goldhead
    goldhead 2023/04/16
    “高校生とか中学生くらいの子が、あまりにうまい入り、スタイル、切り返しとか、韻の踏み方とかをしてくるわけじゃないですか。もう完全に日本語というもののエンジンが変わったなっていう感じがある”
  • 世間の偏見と闘い続けた男の「最後に勝つ負け方」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    先日亡くなったアントニオ猪木の病床からのリモートインタビューを収録したこの。どうせ死ぬんだからとそれまで言えなかった真相を告白するなんてことは一切なく、いままで言い続けてきたことを言葉少なに語っているだけで(15分の予定が30分になったそうだが、それぐらいの体調だった)特筆すべきことはないんだが、(ジャイアント)馬場と猪木がテーマので「俺にとって馬場さんはライバルではあったけれど、当の意味でのライバルは他のメジャースポーツであり、俺の敵は世間のプロレスに対する偏見だった」と相変わらず言い続けているのは興味深かった。確かに猪木は世間の偏見と闘うためにモハメド・アリをリングに引っ張り上げて多額の借金を背負ったりしてきたが、それでも温泉に行くと老婆に「あら、ジャイアント馬場さん!」と間違えられたりしていた。つまり、猪木にとって世間とは「プロレス=ジャイアント馬場だと思っている世の中」のこと

    世間の偏見と闘い続けた男の「最後に勝つ負け方」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    goldhead
    goldhead 2022/10/24
    “晩年の猪木が、やせ衰えていく姿もそのまま公開したのは、死んだことも隠し通そうとした馬場に対する返答だったんじゃないかとボクは思う”
  • “自殺”は日本社会でどう捉えられてきたか 『自殺の歴史社会学』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    近代以前の日では、「自害」「捨身」「心中」「相対死」「切腹」「殉死」など、自殺は手段や様態に応じて、記録されてきたという。 書で取り上げるのは、「厭世死」「生命保険に関わる死」「過労自殺」「いじめ自殺」という4つの事例だ。 序章によると、今行われている自殺予防対策は、自殺が人の意志による選択であることを否定しているのだという。「自殺は社会の努力で避けることのできる死」(「自殺総合対策大綱」)と定義され、自殺者の80%から100%が精神障害だという2000年のWHOの調査もある。 貧困、病苦、精神錯乱。こうした外的要因が自殺の原因とされていた20世紀初頭、藤村操の死をきっかけに「厭世自殺」が流行したことが、「自ら望んだ結果としての死」という自殺の定義が社会に受け入れられていく大きな転換点であったと、第1章は指摘している。その一方、西洋から入ってきた精神医学が、自殺の「医療化」を進めたよ

    “自殺”は日本社会でどう捉えられてきたか 『自殺の歴史社会学』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    goldhead
    goldhead 2016/12/09
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