ブックマーク / zen.seesaa.net (68)

  • メディア・パブ: マードックがグーグルに禁じ手を使うのか,WSJなどのニューズ社の全コンテンツが検索不能になるかも

    ニューズ・コーポレーション(News Corporation)の経営悪化に伴い,メディア王のマードックのイライラが募る一方だ。 うまくいかないのはネット企業のせいだと,そこらじゅうでわめき散らす。最近では攻撃の矛先をネット企業の代表格であるグーグルに向けている。メディアのコンテンツを盗んでぼろ儲けしていると,グーグルを泥棒呼ばわりしてののしる始末だ。ダウ・ジョーンズのCEOであるヒルトンも,親分の怒りを支援して,グーグルをデジタル吸血鬼と非難する。 でも,そんなにグーグルを毛嫌いするなら,robots.txtでブロックすればいいのに。グーグル検索エンジンからのクローリングをシステム的に拒否できるからだ。でも,グーグルの検索エンジンのサーチ対象外となるのは,ネットビジネスにとって自殺行為に等しい。そんなことは実施できないはずと,見られていたのだが・・・。 それが,マードックが Sky New

  • メディア・パブ: ネット・クチコミの担い手,主役がブログからツイッターへ

    ネット上のバイラルメディアの主役が,ブログからツイッター(Twitter)に代わろうとしている。 バイラルビデオのマーケティングサイトであるViral Video Chartでは,各ビデオのバイラル度をソーシャルメディアで取り上げられた頻度でランク付けしている。そこでこれまでは,ビデオを取り上げたブログ記事の投稿件数だけでランキングしていた。 以下は,歴代のビデオのバイラルランキングである。Susan BoyleさんのビデオSusan Boyle - Singer - Britains Got Talent 2009がやはり,バイラル度でもトップとなっていた。 ボイルさんのビデオは,1万4793ものブログ記事で取り上げられ,そうしたブログなどのソーシャルメディアを介して世界中に知れ渡ることになった。ボイルブームのピークは09年4月~5月であったが,そのころまではバイラルの担い手としてはブロ

  • メディア・パブ: 群衆巻き込んだ人気バイラルビデオ,一緒に踊ったり歌ったり

    みんなでダンシング,そして次はみんなでシンギング。 携帯電話事業者T-Mobileが仕掛けたバイラルビデオがヒットを飛ばしている。最初は,英Liverpool Street Stationの駅構内で1月15日に繰り広げられたダンス大会(このビデオはこちらかこちらで)。公式のビデオだけでも,YouTubeで1200万回近くも再生されている。総計で1400万回近くが視聴され,何千ものコメントが寄せられている。 その次の第2弾目のバイラルビデオが,同じロンドンのTrafalgar Squareで4月30日に行われたカラオケ合唱大会。1万3500人の群集が大画面スクリーンに映し出された歌詞を見ながら,BeatlesのHey JudeやBritney SpearsのBaby One More Timeを合唱する。その時のビデオの一つを,YouTubeのウィジェットから貼り付けておく。 駅構内でのダン

  • メディア・パブ: 動画サイトHulu、マネタイジングではYouTubeをしのぐ勢い

    米動画サイトのHuluが勢いづいてきた。トラフィック競争ではYouTubeが独走しているが,マネタイジング競争ではHuluが抜き出る勢いを見せ始めている。 オンライン動画市場は,各社の調査データを見る限り,YouTubeの独り勝ちである。comScoreやNielsenが実施した最新の3月調査結果でも,以下のように米国の動画サイトの中でYouTubeがダントツの動画視聴回数を誇っている。 ●comScoreの調査 ●Nielsen onlineの調査 YouTubeの圧勝と見られていたオンライン動画市場に,Huluが割り込んできたのである。Huluは一昨年のテスト段階を経て,昨年3月から正式サービスに入ったばかりなのに,上の調査データでもわかるように,一気に3位あるいは2位に浮上してきている。それでも動画の再生回数でHuluはYouTubeの1/10以下と,量的には大差をつけられている。と

  • メディア・パブ: 最近はやっているバイラルビデオ

    近頃人気のバイラルビデオ3を選んでみた。 最初はケータイのT-Mobile。Liverpool Street Stationでみんな一緒にダンシング。キャッチコピーは“ Life's for sharing”。 次は、サムソンのLED。LEDを付けた羊の大群が繰り広げる、驚くべきディスプレーショー。先月中旬ころから評判になっているバイラルビデオ。ともかく凄い。 最後は、お菓子メーカーCadbury。二人の子供の眉毛ダンス。眉毛とお菓子、どういう関係があるのかな?

  • メディア・パブ: Googleニュース検索の試験サービス、何がどこまで検索できるのか

    Google Labがニュース検索の新サービス“Google News Timeline”を試験的に始めた。ニュースなどの検索結果をタイムライン表示するインターフェースを提供し、実験的なサービスであるが、特定の調査などには利用できそうだ。 検索対象は以下のように、ニュース記事のほかに、雑誌、ブログ、スポーツスコア、Wikipedia音楽、書籍などを指定できる。ソースも選択できるようになっている。検索対象のソースはまだ多くないようだが、デフォルトでTime MagazineとWikipedia が対象に含まれている(外すことも可能)。検索結果のタイムライン表示の単位を、10年、1年、月、週、日から選ぶことができる。 ともかく、いろいろと試して、何がどこまでできるのかをチェックした方がよさそう。Time Magazineは過去記事を含めて文を無料で閲覧できるため、この実験の貴重な検索ソ

  • メディア・パブ: ブログの口コミを誘発する紙媒体広告

    The Copywriter Underground これは、Newsweek誌に載った1ページ広告である。広告主は米品(ハム・ソーセージ)メーカーのOscar Mayer。サンドイッチの広告であるが、キャッチコピーが“Blogworthy”となっている。広告の商品はブログ記事にする価値があるよ,と呼びかけているのか。つまり、紙媒体広告で、ブログの口コミを誘発させたいようだが・・・。 でも、この広告を見てブログに書きたくなるのだろうか。もっと不思議なのは、なぜNewsweek誌なのか。Newsweek誌の読者がこの広告を見てブログを書くなんて、ほとんどありえないと思うのだが。的外れの広告なんでは。ただし、そうとは言い切れないのかもしれない。文章を読むと、ボリュームたっぷりのサンドウィッチなのにカロリーが350以下となっている。Newsweek誌の読者にはメタボ対策に熱心な中高年層が多そう

  • メディア・パブ: 「米国がブロードバンドNo.1」と報告するレポート

    「米国がブロードバンドのナンバーワン」って当だろうか。インフラが日韓国に比べてかなり遅れているはずだが・・・。なのに“Surprise: America is No. 1 in Broadband”との見出しのブログ記事がNYTimes.comに載っていた。 まさにサプライズな記事見出しである。NYTの人気ブログBitsの記事で、“Connectivity Scorecard”なるものを紹介していた。これは、LECGとLeonard Waverman(Fellow of the London Business School and Dean and Professor at the Haskayne School of Business at the University of Calgary)によって測定された、世界各国(50ヶ国)のインターネットコネクティビティのスコアである。

  • メディア・パブ: ブラウザーのシェア、IEの過半数割れは時間の問題か

    Net ApplicationsのBrowser Market Shareを見ていると、インターネットブラウザーの世界シェアでMicrosoft IEが過半数割れするのは時間の問題のようだ。 下の表は,2008年3月から2009年1月までにおける代表的なブラウザのシェア推移である。 (ソース:Net Applications) 08年3月と09年1月のシェアを比べても,IEのシェアが下げ止まらないことと、対抗のFirefoxやSafari、それにChromeが拡大し続けている傾向が明らかである。 ●2008年3月のシェア (ソース:Net Applications) ●2009年1月のシェア (ソース:Net Applications) IEはこの10ヶ月間でシェアを7%強も減らしている。この傾向が続けば、2年後にもIEの世界シェアが過半数割れすることになる。

  • メディア・パブ: Chromeの出現で,IEやFirefoxのブラウザーシェアに異変が起こったのか

    GoogleのブラウザーChromeのシェアが昨年末(2008年12月)に1%を超えた。Net ApplicationsのMarket Share によると,12月のブラウザーシェアが以下のグラフのようになり,Chromeが初めて1%台に乗せた。 (ソース:Net Applications) 2008年9月にGoogleがブラウザー市場に参入したことにより,これからのブラウザー勢力図がどう塗り替わっていくのかが注目された。特に,Microsoft Internet ExplorerやFirefoxがどの程度を受けるかである。 以下に,代表的なブラウザーの月次シェアを,2008年9月から12月までを示しておく。 *Internet Explorer 71.52% (9月)→71.27%(10月)→69.77%(11月)→68.15%(12月) *Firefox 19.46%(9月)→19.9

  • メディア・パブ: 次は歴史的な雑誌記事を無料閲覧,Googleが雑誌アーカイブを提供

    歴史的な新聞が閲読できて喜んでいたら,次は歴史的な雑誌記事まで閲読できるようになった。 Google Book Searchで雑誌の過去記事が無料で閲覧できるのである。雑誌の原形を読むことができる。新聞や書籍と同じく,スキャニングしてOCRでテキスト化しているので,検索も可能である。 新聞の場合もそうだったが,こういうサービスは見たい記事が次々と出てきて,ついハマってしまう。 最初はNew York Magazineを試してみた。1968年4月号から1997年12月号までの雑誌が閲覧できる。最近の号が利用できないのがちょっと残念だが,無料だから仕方がない。雑誌内検索でヤンキーズの記事を探すために,yankeesで検索をかけてみた。 次は,Popular Scienceにアクセスしてみた。1872年2月号から2008年2月号までとたっぷり提供してくれている。記事内容もそうだが,広告も時代を反

  • メディア・パブ: 「グーグルが膨大な帯域をタダ乗りしている」とテレコムアナリストが非難

    Googleは利用帯域量の“21分の1”に相当する通信料しか支払っていない。インターネット帯域をタダ乗りして,ネットビジネスで大儲けしている。 このように激しくGoogleを非難するレポートを,Scott Cleland(President of Precursor LLC ,Chairman of NetCompetition.org)が先週発表した。 彼の言い分はこうだ。以下のグラフで示すように,Googleは現在,検索市場の70%近くを占め,またビデオ市場の50%を占めている。その結果,米コンシューマーのインターネットトラフィック総量のうち16.5%を,Googleが2008年に消費することになる。 (以上,Clelandのレポートより) こんなに大量に帯域を使っているのに,Googleは2008年に通信料を3億4400万ドルしか払わないという。米国のコンシューマーインターネットコス

  • メディア・パブ: バイラルビデオ・マーケティングの定番サイトはここ

    Nokia(ノキア)のバイラルビデオが話題になっているので覗いてみた。伝説の俳優ブルース・ーリがヌンチャクをラケット代わりに使って,卓球の試合に登場しているビデオである。 こうしたバイラルビデオの企業活用は定着しているが,口コミでどのように伝播しているかを定量的に調べるには,Viral Video Chartが手軽である。これは,バイラルビデオ・マーケティングの定番サイトとして知られている。 そのサイトで,ブルース・ーリ出演のバイラルビデオ(Nokia N96 - Bruce Lee Ping Pong)のマーケティングデータを調べてみた。 アップしてから2週間で150万回閲覧されており,396ブログで取り上げられ,2022コメントが寄せられている。アップしてから1週間後がピークとなっていた。 言語別には,英語圏が46%でスペイン語圏が24%で,ポルトガル語圏が12%となっている。ブルース

  • メディア・パブ: Googleが1万人をレイオフ?,契約社員を大幅削減か

    WebGuildに,“Google Layoffs - 10,000 Workers Affected”との見出しのブログ記事が出て大騒ぎに。Googleが1万人もレイオフするって? 同記事によると,Googleがこっそりと1万人を切ったとなっている。でも黙って,そんな強引な首切りを実施できるわけがない。SECへの報告では,Googleの従業員数は20,123人となっている。しかし実際には3万人が,Googleで働いているという。 そのギャップの1万人は契約社員のようだ。どうも,契約社員が大幅にレイオフされるようである。 San Jose Mercury Newsの記事によると,次のように,Google co-founder Sergey Brin が1万人の契約社員数が多すぎることを,インタビューで認めている。 In an interview, Google co-founder Ser

  • メディア・パブ: 検索エンジンの利用が減り始めている

    検索エンジンの利用回数が,米国では減り始めている。 Nielsen Onlineの検索エンジン・シェア調査によると,米国における2008年10月の総検索回数が77億7591万回と前年同月比で2%も減った。今年10月は大統領選や金融危機でインターネット利用が急増しているはずなのに,検索エンジンの利用が減ったとは驚きだ。 でも検索エンジン別で見ると,Google Searchは前年同月比8.1%増と相変わらず快調で,検索回数のシェアでも61.2%と寡占化が進んでいる。一方で対抗馬となるはずであったYahoo が同12% 減, Microsoftが同 19%減と,ユーザー離れが止まらない。 ◇参考 ・NIELSEN ONLINE ANNOUNCES OCTOBER U.S. SEARCH SHARE RANKINGS(Nielsen Online,プレスリリース)

  • メディア・パブ: 米新聞社,オンライン広告売上も下り坂へ

    米新聞社はどうなっていくのだろうか。総売上の8割近く占める広告費が,どんどん減っていく。プリント版(新聞紙)広告の落ち込みは目を覆いたくなるほどだが,頼みの綱のオンライン版(Webサイト)広告がマイナス成長基調になってきており,まったく展望が開けなくなってきた。2008年のオンライン広告費が前年割れするのは,ほぼ確実だ。 米新聞社の第3四半期の広告費が,Newspaper Association of America(NAA)から発表された。2003年以降の四半期広告費の一覧表を以下に示す。 (ソース:NAA) 新聞紙(プリント版)広告費がマイナス成長基調にあるのは当然だが,景気減速が重なって底なしの状況になっている。さらに驚くのはオンライン広告が2008年第2四半期に続いて,第3四半期もマイナス成長に落ち込んだことである。 第3四半期の広告費は,新聞紙が前年同期比19.26%減の82億ド

  • メディア・パブ: 大変だ!ディスプレイ広告がこれから急減する

    2003年以降一調子で増え続けていたディスプレイ広告売上が,景気後退により今後しばらく大幅に減るかもしれない。 Silicon Alley Insiderのブログ記事でHenry Blodgeは,2009年のオンラインディスプレイ広告売上は前年比10%程度減り,2010年も同じように減り続ける可能性があると警告している。広告に依存するスタートアップは困窮するし,Yahoo,CNET,AOLのようなディスプレイ広告に頼っている大手も打撃を受けるだろう。また,期待のかかるアドネットワークも大きくつまずきそう。 ディスプレイ広告売上は今年(2008年)に入って既に,下降線を描いているかもしれない。IABの発表によると,今年の上期のディスプレイ広告売上は前年同期比で19%増と見ているが,別の資料(PriceWaterhouse)のグラフによると,下図のように下降し始めている。 (ソース:Sili

  • メディア・パブ: 世界のモバイル市場予測を俯瞰する

    世界のモバイル市場予測は,eMarketerから頻繁に報告されている。2012年くらいまでの市場規模を整理するために,最近公表された表をいくつか並べてみた。 まず世界のモバイル広告費は急速に増えていき,2012年で192億ドルになるという。同年の世界のオンライン広告費は合計で980億ドルと予測しているので,モバイル広告はその2割となるのか。 同じ2012年の米国のモバイル広告費は65億ドル。その年の米国のオンライン広告費は500億ドル。ということは米国ではモバイル広告の占める割合が,世界と比べ小さいのか。 モバイルエンターテインメントの売り上げ規模は次のようになる。音楽ゲームが大きい。 次は,世界のモバイルユーザー数の予測である。意外とモバイルでインターネットを利用する人の割合が小さい。ただし,モバイルインターネットユーザーの多くは,モバイルSNSを利用するようになると見ている。 (Ga

  • メディア・パブ: Yahoo!ニュース(その2),目玉のトピック記事もソーシャル化を

    圧倒的な集客力でトップを走るYahoo!ニュース。その順風満帆のサイトでも,不安を抱えていた。3年ほど前からソーシャルメディアがすごい勢いで台頭してきたからである。 Yahooなどのポータル系サイトに成長鈍化が見られ始めているのに対し,SNSやブログ,コンテンツ共有(投稿)などのソーシャル系サイトが爆発的に成長してきたのだ。新しいニーズに応えていくには,ニュースサイトもソーシャル化に向かう必要が生じていた。 だが,Yahoo!ニュースは1年半少し前まで,ソーシャル化どころか,ユーザーを囲い込む閉鎖的なサイトであった。それでも,大半のユーザーは満足していたといえる。多くの提携先メディアサイトから調達する大量のニュース記事を,Yahoo!ニュース内でワンストップで閲覧できていたからだ。でも実際には,Yahoo!ニュース内で見られないニュース記事が外部サイトに数多く存在するし,またブログなどのU

  • メディア・パブ: Yahoo!ニュース(その1),なぜぶっちぎりの独走なのか

    Yahoo!ニュースは強い。国内の新聞社サイトと比べて,圧倒的な集客力を誇る。さらにこのほど,売り物のトピックスのソーシャル化を図ることにより,はるか後ろで追走するニュースサイトをさらに引き離しにかかる。 同社の媒体資料によると,Yahoo!ニュースの月間ユニークブラウザー数が平均5660万で,月間ページビュー数が平均35億1000となっている。これは2008年3月~5月末の平均値である。一方,Nielsen Online調査による大手新聞社サイトの月間利用者数は400万人~700万人程度で,月間ページビューは1億前後となっている。 ただし,Yahooが提示するブラウザー数はユニーク利用者数よりも多くなるはず。家庭とオフィスで別々のパソコン(ブラウザー)を利用している人がいるからだ。一方,パネラー形式のNielsenの調査では家庭からのアクセスしか対象にしていないので,オフィスからのトラフ