ECMAScript 6はその目的を達成しつつあるが,ブラウザの実装レベルがあまりにも多様であるため,開発者は目標を絞ることができていない。そのために最近では,JavaScriptトランスパイラの6to5に注目が集まっている。その開発チームが先頃,競合するesnextの開発陣がプロジェクトに参加することを発表した。 2014年9月のSebastian McKenzie氏による最初のコミット以降,6to5は,実行環境の互換性問題に悩まされずにES6構文でコードを記述したいと願う開発者にとって,格好のツールになった。ある互換性チャートによれば,6to5はES6の機能を最も数多く実装したソフトウェアである。 6to5を使用すると,次のES6コードは, class User extends Model { constructor() { super(); this.sayHello(); } sa