記者会見で挙手した記者を指名する菅義偉官房長官=首相官邸で2020年2月13日午前11時14分、喜屋武真之介撮影 菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、国会で不規則発言が目立つ安倍晋三首相について「何かあったのか」と問われ、「何があったかは、私、知りませんけど」と冗談交じりに述べた。その上で「内閣の役割を果たしているのか」との質問に対して、「昨日は一日(衆院予算委員会で)一緒だったんですけど、しっかりやって…

衆院本会議で立憲民主党の枝野幸男代表の代表質問に答える安倍晋三首相=国会内で2020年(令和2年)1月22日、川田雅浩撮影 衆院予算委員会の審議が本格化している。際立つのは「桜を見る会」をめぐり、だれが聞いても不自然に感じる安倍晋三首相の答弁だ。 後援会主催の前夜祭に関して、参加者一人一人が5000円を支払う「契約」をホテル側と毎年交わしてきたと首相は説明した。 首相の事務所はそれを仲介しただけで、事務所とホテルの間では金額や料理などの条件で「合意」したのにとどまると主張した。 しかし、昨年は東京都内の高級ホテルに支持者ら約800人を集めたほどの大規模な政治集会だ。自分がホテルとの契約当事者だと認識して参加した人はまずいないだろう。 首相は後援会のメンバーが焼き肉屋などで開く会費制の懇親会を引き合いに「よくあるのではないか」と述べた。内輪の小規模な会食と同列に論じるのは詭弁(きべん)である
首相主催の「桜を見る会」を巡り内閣府が21日に国会に示した新資料を読み解くと、招待者や支出の増加ぶりが克明に浮かび上がる。特に第2次安倍政権となってから「政治家枠」が膨張し、「功労」よりも「政治家とのコネ」が重視されていることが読み取れる。 小泉政権時と比較 国際貢献などの功労者224人減 「政治家枠」の膨張は、小泉政権時と比べると明らかだ。2019年12月に国立公文書館が公開した小泉政権時(05年度)の招待者の内訳を見ると、「総理大臣、自民党、公明党、正副官房長官」の合計は2744人。新資料で判明した19年度分の「各界功績者(総理大臣等)」は8894人で、「政治家枠」は約3・24倍に増えた。全体では計8737人から計1万5420人に増え、増加分の約92%を「政治家枠」が占めた。 著名な芸能人やスポーツ選手を含む「芸術・文化・スポーツ」も05年度の201人から19年度は260人に増加。ピー
漫画家の西原理恵子さんが毎日新聞朝刊に連載している「りえさん手帖(てちょう)」がインターネットを中心に話題となっている。「知識は鎧(よろい)」と題し、今月6日に掲載した最新作では、女性に対して産婦人科の新しい医学知識を得るように呼びかけ、「低用量ピル」と「ワクチン」の有用性を強調。同日夜にはツイッターに「(子宮)頸癌(けいがん)ワクチン批判の時、私が間違えた形で漫画にしました。大変な間違いです」などと過去の作品について謝罪した上で、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防止するワクチン接種を推奨する投稿をし、大きな反響を呼んだ。西原さんに掲載までの経緯や作品に込めた思いなどを聞いた。 呪縛から逃れて 今回の「りえさん手帖」は、女性が長年負ってきた「子宮のために我慢しなさい」という呪縛から逃れてほしいと思って描いた。まず、低用量ピルは適切に使えば、あの重い生理痛から女
「生産性」「自己責任」「迷惑」――。不寛容な言葉にあふれた今の日本社会を象徴する一つの出来事が、相模原市の障害者施設で元職員の植松聖(さとし)被告(29)が起こした殺傷事件ではないか。作家の雨宮処凛さん(44)はそう思いを巡らせる。寛容さが失われつつある社会の中で、それでも希望を見つけようと、雨宮さんは各方面の専門家らと対話を重ねている。【横浜支局・国本愛】 心のどこかで感じていた予兆 ――事件が起きた時、どんなふうに感じましたか。 雨宮さん もちろん驚きはしましたが、「とうとう起きてしまったのか」と思いました。「障害者は不幸を作ることしかできない」という植松被告の言葉をテレビのニュースで見た時、言葉でぶん殴られたような衝撃を受けました。障害者やその家族が聞いたら、どれほど身を引き裂かれるか。遺族が聞いたら、もう一度殺されたような気持ちになるのではないか。耳を塞ぎたくてたまりませんでした。
たぶん、ほとんどの国民が、「桜を見る会」の招待者名簿は存在し、政府が強権で抑え込んでいる――と感じていると思う。 この騒ぎを重要だと考える人も、くだらないと思う人も。安倍政権を支持する人も、しない人も。 私自身、そう思ってきたが、いまは、政府の説明通り、今年5月に廃棄したと考えている。 ◇ 裏付けの決定的証拠はないが、状況証拠はある。NHKテレビ「チコちゃんに叱られる!」の事始め推理ドラマ「たぶんこうだったんじゃないか劇場」ふうに整理してみよう。 名簿廃棄の原点は2017年にある――。
「痴漢とはなにか」の著者、牧野雅子さん=東京都渋谷区で2019年11月22日午後3時13分、牧野宏美撮影 「痴漢は犯罪です」。この言葉が駅のポスターに使われるようになって久しいが、痴漢被害はいっこうになくならず、日常化している。なぜなのか。痴漢はどのように伝えられ、認識されてきたのか。11月に刊行した「痴漢とはなにか――被害と冤罪(えんざい)をめぐる社会学」(エトセトラブックス)は、戦後から現在までの膨大な新聞や雑誌を読み解き、「痴漢を容認する社会」の問題を突きつける異色の研究書だ。著者でジェンダー研究者の牧野雅子さん(52)と痴漢の歴史をたどった。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】
自民党の都道府県議会議員研修会の懇親会で乾杯する安倍晋三首相(中央)と岸田文雄政調会長(左から2人目)ら=東京都港区で2018年4月20日午後6時7分、丸山博撮影 自民党が総裁選を5カ月後に控えた昨年4月、都道府県会議員を対象にした研修会を東京都内で開催し、希望者を翌日の「桜を見る会」に出席させていたことが、関係者などへの取材で判明した。毎日新聞が自民党都道府県連などに確認した調査では、少なくとも大阪や岐阜で「研修会に出席すれば『見る会』に出られた」との回答があった。党内から「総裁選に向けた党員票固めだ」との指摘もあったといい、安倍晋三首相の桜を見る会の「私物化」が、改めて浮き彫りになった。 関係者の証言や調査などによると、研修会が開かれたのは昨年4月20日。「党の改憲案を地方に浸透させる」との名目で都内のホテルで催され、地方議員約800人が招待された。当時の大阪府議全24人には、安倍首相
閣議に臨む安倍晋三首相(中央)と閣僚たち=首相官邸で2019年12月10日午前10時3分、大西岳彦撮影 政府は10日、「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定した。政府による「反社会的勢力」の過去の使用例と意味については「政府の国会答弁、説明資料などでの使用のすべての実例や意味について、網羅的な確認は困難」とした。 立憲民主党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。
「理解」って何だっけ? 思わず手元の辞書を引きたくなった。次々に疑問が飛び出す例の「桜を見る会」について「国民は理解しつつある」といった発言が自民党幹部から相次いでいるのだ。「首相枠」「前夜祭」「消えた招待者名簿」「マルチ商法企業とのつながり」などなど、謎は深まる一方なのに。その「理解」、ぜひ教えてほしいのですが……。【吉井理記/統合デジタル取材センター】 「ほぼ皆分かっただろう」 始まりは3日、自民党の二階俊博幹事長の記者会見での発言だった。 前日の参院本会議。安倍晋三首相が「桜を見る会」を巡る自身の「疑惑」に対し「適切であった」「問題なかった」という趣旨の答弁を繰り返した。二階氏はどう感じたか? 「(疑問点を巡る議論が)尽くされたという人もいるし、尽くされていないという人もいるでしょうけれども、この件については、大体こういうことであったというのがほぼ皆に分かっただろうと思います」 「?
参院本会議で自身主催の「桜を見る会」を巡る問題について自民党議員の質問に答える安倍晋三首相=国会内で2019年12月2日、川田雅浩撮影 首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿を、野党議員が資料要求した直後に内閣府が廃棄した問題で、安倍晋三首相は名簿を廃棄したのが「障害者雇用職員」だったと2日の参院本会議で明らかにした。4月の「桜を見る会」終了後、すぐに廃棄できなかった理由の一つとして、担当職員が「障害者雇用で短時間勤務だった」ことを挙げたが、インターネット上では「障害者と公表する必要はない」「なぜ個人情報を公開するのか」などの批判が相次いでいる。【大場伸也、中川聡子/統合デジタル取材センター】 「職員の勤務時間との調整を行った結果」 首相は2日の参院本会議で、招待者名簿を廃棄した経緯を問われ、こう答弁した。 「招待者名簿については、会の終了をもって使用目的を終えることに加え、これを全て保存す
主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日午前9時1分(代表撮影) 内閣府の大塚幸寛官房長は20日の衆院内閣委員会で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿を野党から資料要求された5月9日に廃棄したことについて、遅滞なく大型連休前に廃棄しようとしたもののシュレッダーが空いていなかったから連休後になったと説明した。資料要求した本人の共産党の宮本徹氏への答弁。宮本氏は「国会の監視を逃れるために資料要求の日に廃棄する。民主主義の危機だ」と反発した。 宮本氏は国会での質問に備え、5月9日に資料を要求したという。内閣府の招待者名簿の保存期間は1年未満。大塚氏は「廃棄分量が多いので、通常の事務室にあるシュレッダーではなく大型のシュレッダーを使おうとしたら、なかなか各局の使用が重なった。担当職員も基幹業務職員ということもあり、もろもろの調整の結果
安元誠志郎ちゃんが書き写した路線図や運行表は100枚を超える=北九州市小倉北区で2019年9月20日、宮城裕也撮影 北九州市内を走る西鉄バスの停留所の表示ミスを次々と指摘し、修正につなげている幼稚園児がいる。同市小倉北区の安元誠志郎ちゃん(6)は、字を覚える前から運転手ごっこをしたり、運行表を書き写したりしてきたバスマニア。今では西鉄バスの市内路線図をすっかり覚え、指摘したミスは7件に上る。 誠志郎ちゃんが表示ミスを指摘するようになったのは今年2月ごろ。同市小倉北区大手町の「ソレイユホール・ムーブ前」バス停の「主な行き先」表示に「小倉北区役所前」がないことに気づいた。父隆治さん(41)が同社にメールで問い合わせて記載漏れが判明、4月ごろ修正された。 その後、同区の「検察庁前」「金田」各停留所でも、実際には行かない目的地が書かれた表記を発見。やはり同区の砂津停留所では、ある系統の行き先に別系
自身が主催する「桜を見る会」で招待客たちと記念撮影する安倍首相(中央)と昭恵夫人(中央右)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日午前10時15分、喜屋武真之介撮影 8日の参院予算委員会で、首相主催で毎年4月に新宿御苑で開かれている「桜を見る会」に安倍晋三首相の地元後援会関係者が多数招待されていることに疑義が示される場面があった。首相は「会は各界で功績、功労のあった方々を招いて開催している。地元には自治会やPTAなどの役員をしている方々もいるので、後援会の方々と重複することも当然ある」と否定した。 桜を見る会は、2012年の第2次安倍政権発足以降、参加者が増え、今年は約1万8000人が参加。開催費用は膨らみ、20年度予算の概算要求額は約5700万円となっている。
参院予算委員会で答弁する菅原一秀経済産業相=国会内で2019年10月16日午前8時53分、川田雅浩撮影 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は17日、菅原一秀経済産業相(衆院東京9区)が地元の有権者にメロンやカニなどを贈った疑惑を巡り、「贈答品リスト」を作成したとする元秘書に聞き取り調査した際の音声データを公表した。元秘書は贈答品の選定や配布先は「全部、菅原氏の指示だった」と証言した。 音声データは、杉尾氏が10月中旬に元秘…
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