環境相就任が内定し、首相官邸に入る小泉進次郎氏=首相官邸で2019年9月11日午後1時24分、長谷川直亮撮影 政府は15日の閣議で、小泉進次郎環境相が気候行動サミットの際に述べた「セクシー」の意味について、「(考え方が)魅力的な」だとする答弁書を決定した。また、直近5年間に閣僚が記者会見などの場で、「セクシー」という単語を使って政府の政策を評価した事例はないとした。 政府答弁書によると、「セクシー」の単語…
東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)の3被告に対し、東京地裁(永渕健一裁判長)は19日、いずれも無罪(求刑・禁錮5年)の判決を言い渡した。事故の刑事責任が問われた唯一の公判で、3人は無罪を主張し、検察官役の指定弁護士と全面的に対決していた。【巽賢司】 事故は2011年3月の東日本大震災に伴う津波により発生した。起訴状によると、3人は、海抜10メートルの原発敷地より高い津波が押し寄せて事故が起きることを予見できたのに、原発の運転を漫然と続け、「双葉病院」と介護老人保健施設「ドーヴィル双葉」(いずれも福島県大熊町)から避難を余儀なくされた入院患者ら44人を死亡させるなどしたとされた。 この記事は有料記事です。 残り1315文字(全文1667文字)
1998年に来日した韓国の金大中(キム・デジュン)大統領(右)と小渕恵三首相が署名した共同宣言は、65年の日韓基本条約を補完すると期待されていた=東京・元赤坂の迎賓館で98年10月8日、代表撮影 8月下旬にソウルで開かれた「日韓フォーラム」に参加しました。両国の政治家や研究者、ジャーナリストら計50人ほどが顔を合わせる年に1度の会議です。最近の政治状況を考えると不思議なのですが、コーヒータイムの会話では「政治家を含めて、日韓双方とも自制した発言が多いね」という声が出ました。 ここ数年は互いに「相手側に物申す」的な発言が目立ったという記憶があるのですが、現実があまりに悪いので慎重な発言が増えたのだろうかと考えてしまうほどでした。その中で印象に残った言葉に「以前の関係を回復させることはできない」というものがありました。その背景を考えてみたいと思います。
ブルボン(新潟県柏崎市)は9月17日出荷分から、「ルマンド」「アルフォート」など、ビスケット商品の一部の内容量を減らすと発表した。出荷価格は据え置く。実質的な値上げで、原材料や燃料、輸送費などの値上がりで、自助努力でのコスト吸収が困難になったという。 対象となるのは5商品。現在13本入りの「ルマン…
もう10年近く前の話である。「日本は韓国から、年に2兆円近い経常収支黒字を稼いだ」と、ネット掲載のインタビューで語ったところ、「反日的な発言だ」とのコメントが寄せられた。どういう意味か悩んだが、「韓国が日本のためになっていると語るのは、韓国を認める行為、すなわち国益に反する行為だ」という発想らしい。「韓国を否定しない者は敵だ」という、他人にまでヘイトを強いる発想に、心が寒くなった。 時は流れたが、昨年も日本は韓国から、同じく2兆円近い経常収支黒字を稼がせてもらった。しかるに今やネットや一部雑誌には、韓国を敵視する記事があふれかえっている。ついには「表現の不自由展・その後」と題された国際芸術祭の企画展が、危害行為の予告と抗議が相次いだため中止された。日本にはアート表現に対する懐の深い態度が残っていると、五輪の前年に世界に向けて発信すべきところ、逆の結果となってしまったのである…
フジテレビの遠藤龍之介社長が6月末に就任し、間もなく2カ月になる。同局は1982~93年と2004~10年に民放キー局で視聴率トップだった「黄金期」を経て、近年は視聴率低迷が続く。その状況から、どのように「復活」しようとしているのか、戦略や社員への期待などをインタビューした。父で芥川賞作家の故周作氏への思いも聞いた。【聞き手・小林祥晃、屋代尚則】
NHKから国民を守る党の立花孝志党首(51)が12日、東京都千代田区のTOKYO MXのスタジオ前を訪れ、同局の番組でN国を批判したタレントのマツコ・デラックス(46)に猛反撃した。マツコが生放送の情報番組「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に出演するすぐ外で「投票した有権者をばかにするな!」と大声を張り上げた。 マツコは7月29日放送の同番組で、N国について「気持ち悪い人たち」「ふざけて入れた人も相当いると思う」「宗教的」と否定的な見方を示した。これに立花氏が激怒。反論の機会を求めて同番組への出演を要望し、この日の“出待ち”をユーチューブの動画で予告していた。 100人超の支援者や警戒する警察官らで騒然とする中、立花氏は生放送中の午後5時すぎに到着。ガラス張りで室内が見えるスタジオ正面で演説を始め「公共の電波で“ふざけてる”とか“気持ち悪い”は許されない」などと約1時間、一方的にまくし
「憲法違反」と名古屋市の河村たかし市長を批判する愛知県の大村秀章知事=名古屋市中区の愛知県庁で2019年8月5日午前10時5分、竹田直人撮影 名古屋市などで開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を題材とする「平和の少女像」などの展示が3日に中止となった問題で、芸術祭実行委員会会長を務める愛知県の大村秀章知事は5日、像の撤去を求めた名古屋市の河村たかし市長に対し「(表現の自由を保障する)憲法21条に違反している疑いが非常に濃厚」などと批判した。定例記者会見で述べた。 大村知事は「公権力は、市民の思想信条に関与することはできない。表現の自由は戦後民主主義の根幹だ。河村さんの行為は検閲ととられても仕方がない」などと主張した。
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