2009年12月11日 クジラ肉在庫が過去最大レベルに 昨年同月比1000トン増加 12月10日、農林水産省は10月の冷蔵水産物流通統計を発表しました。これは全国の主な冷凍倉庫を対象に、毎月の入庫量・出庫量・在庫量を品目別に把握するものですが、これによると以下のようなクジラ肉消費の低迷と、それにともなう在庫の増加傾向が見られます。 クジラ肉の在庫量は10月末現在で4918トン。これは南極海での捕獲数を倍増した2006年の10月末の在庫量4962トンに継いで2番目に高い数値であり、ミンククジラおよそ1230頭分にあたる(ミンククジラ1頭からのクジラ肉を4トンとして計算)。 今年10月末のクジラ肉在庫量は昨年同月より約1000トン増加。この増加幅は過去5年間で最高。 クジラ肉の出庫量は2005年以来最低の3529.4トン。 このような傾向があるなかで、今季の南極海での調査捕鯨において当初の計