裾野の広い水産業 水産業はとても裾野が広い産業です。水産物を獲るためには漁船が必要です。造船所、魚網等の漁具、製氷工場、ドック等漁業に関連した設備も必要になります。水揚げされた水産物は加工場で処理されていきます。加工用の機械、資材、技術開発と加工に携わる多くの人とその家族が生活する住居、子供の学校も必要になります。大量に生産された水産物は、その多くが冷凍品となるので、保管のための冷蔵庫も必要です。水揚後、鮮魚、加工品・冷凍品として生産されていく水産物を全国に配送する物流機能もなくてはなりません。海外に鮮魚で輸出する場合には、陸送だけでなく空輸もあります。物流機能は、水揚げ量に応じて需要が決まります。荷物を買い取って販売する荷受・商社機能も必要。資金需要が増えれば金融機関へのニーズが増えます。人が多く集まれば、付随する宿泊施設、食堂等様々なビジネスが生まれてきます。 水産資源管理がしっかりし