政府は来月初めにも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う水際対策を大幅に緩和し、全世界からの入国を条件付きで再開する方向で調整に入った。3カ月以上の中長期の滞在者が主な対象で、観光客は除く。入国枠は1日千人程度とする方向だ。受け入れ拡大に向け、新千歳、中部、福岡の各空港で検査態勢の強化を図る。政府関係者が23日、明らかにした。 政府はこれまで159カ国・地域を入国拒否の対象としてきた。一方でビジネス関係者の出入国緩和を優先し、ベトナムなどと個別に協議。一部で往来が再開している。国費留学生の受け入れも始めていた。 今回は、私費留学生などにも対象を広げる。