銀行...というと行員の方々には申し訳ないが悪い印象しかないという人も多い。雨の日に傘を貸す商売だと揶揄され、肝心なときに裏切られるという印象か。私もサラリーマン時代と会社経営時代を合わせると26年間ほど銀行の外為担当と付き合ってきたが、時代を経るにつれ銀行も世知辛くなったようだ。今回は仕事上の銀行との思い出を綴ってみる...。 先般とある事業主の方から取引銀行との付き合いで悩んでいるという話しを伺った。余計な事とは思ったがいくつかアドバイスを申し上げたが、古傷が疼くような…エピソードをいくつか思い出したので今回は銀行との付き合い方に努力した時代を振り返ってみた。 いま事業を遂行する場合、業種や規模にもよるだろうが、銀行に依存することなくビジネスを遂行することは不可能ではないだろう。借入金はなし、約束手形や小切手の発行もないとすれば銀行は単にお金のやり取りの場として口座を持っているだけとな