The purpose of this study was to develop a Japanese version of the Need for Cognition Scale (NCS). Forty-five items, which had been used in the United States to measure NCS, were administered to three groups. Subjects in the first and second groups consisted of university students, and these groups were surveyed in succession with an interval of one year. Further, subjects in the second group answ
本研究では,好奇心と精神的な健康との関連を明らかにするため,CEI-II(The Curiosity and Exploration Inventory-II)の日本語訳に基づく日本版好奇心探索尺度を作成し,精神的健康や心理的well-beingとの関連を検討した。調査対象者は大学生830名であった。因子分析の結果,日本版好奇心探索尺度では,CEI-IIとほぼ同じ「伸展型好奇心」(α=.82)と「包括型好奇心」(α=.78)が抽出された。伸展型好奇心は計画性や誠実性の高さと,包括型好奇心は状況を受容し自己を調整する能力の高さや社交性の高さと,関連しており,好奇心探索尺度で測定される2タイプの好奇心が,それぞれやや違った経路を通じて精神的健康と心理的well-beingに影響する事が示唆された。
子どもは4万回質問をするって本を読みました。 最近、リフレクションカードキッズという、子ども用のリフレクションカードを作っておりまして、その一環で子ども×問いについて考えているのです。 読んでみて、面白い部分があったので、情報のまとめと共有の記事を書いてみます。 ■好奇心を持つことが大事 まず、この本の主張から。 この本の主張は「好奇心を持つと人生、経済的にも精神的にも豊かになるよ」「だから、みんな好奇心を持とうぜ!」ってことだと感じました。 本の中には「好奇心格差」なる言葉も出てきて、好奇心があるか、ないかで、社会的な地位も凄く影響されるよってことが書いてあります。 納得。 だって、これからの社会は情報とか知識とか、価値あるものは、すぐにコモディティ化する時代ですからね。 世の中にあることはコモディティだらけなんです。 つまり、自分で新しいことを考えだす力を持ってないと、コモディティ化し
トランスパーソナル心理学(トランスパーソナルしんりがく,英:Transpersonal psychology)とは、人間性心理学を発展させ、ヒューマンポテンシャル運動・ニューエイジの人間観を取り入れた心理学で、個体的・個人的(パーソナル)なものを超える(トランス)、または通り抜けることを目指し、あるいはそうした経験を重視する[1][2][3]。1960年代アメリカで、学生運動、LSD文化、ヒンドゥー教や仏教などの東洋思想の流入、ニューエイジ運動の影響を受け、行動主義心理学、精神分析、人間性心理学に続く新しい心理学の分野として誕生し展開した[2][4][5]。 概要[編集] トランスパーソナルな経験、通常の人間個人の限りある自己意識が拡大し、より大きな、より意味に満ちた現実とつながる経験や、死後の世界や宇宙空間、母胎への回帰や過去生のイメージ体験等を重視する[1][6]。宗教的もしくはスピリ
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
マーケティング施策を考える上で、消費者行動を意識することは必須と言えます。なぜなら、心理学的アプローチを用いることで、お客様の購買プロセスへ効果的な訴求を促すことができるからです。 今回は、「マズローの欲求5段階説」を解説した後、実際のマーケティングやサービスの事例を紹介します。様々な面で応用できるので、ぜひこの機会に理解しておきましょう。 マズローの欲求5段階説とは? 「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。 マズローとは マズローは、1908年4月1日、アメリカ合衆国、ニューヨーク州に生まれた心理学者で、人間心理学の生みの親と言われている人物です
臨床ではなく、思想として 自分のラカン入門を例にして、どんな順番でラカン本を読んでいくのがいいのか考えてみた。もちろん臨床ではなく、思想としての入門。それから主要な理論についてはいくつか図解もするので、参考にしてもらえればと思う。 よく知られているように、ラカンには残念な偏見がつきまとっている。難解だと言われ続けた挙げ句に、「理解させるつもりがない」とか、構造主義やポストモダンと一緒に「もう終わってる」と言われ、そもそも精神分析自体が脳科学などの認知科学や神経生物学などに取って代わられた事実もあったりして、最終的には「ひねくれた」理論というレッテルを貼られているような状況である。 たしかにラカン自身わざと難解にしている節もあるし、そのせいで敷居も高い。またポストモダニストと共鳴している部分も往々にしてある。くわしいことは知らないが、理論としても、臨床としても、少し古くさいものなのだろう。し
ハインツ・コフート 病的な自己愛 前回のジャック・ラカンに続いてハインツ・コフートを紹介する(図1、緑色)。ラカンと同じく、ジークムント・フロイト後継者の一人である。コフートが生涯にわたって続けたのは、自己心理学と自己愛についての研究だった。 多くの人にとって「自己愛」とはどのようなものだろう。否定すべき未熟なもの?それとも、大切で必要なもの?コフートの自己心理学や「自己愛」の研究は、私たちの日常にどれだけ役に立つのだろうか。本稿ではそれを考えてみたい。 図1 精神分析・深層心理学の系譜 ハインツ・コフートは、一九一三年にオーストリアで生まれた。ナチス・ドイツ時代にアメリカ合衆国に亡命し、その後米国で活躍した。 精神分析家として発達心理学の確立に貢献した。「精神分析的自己心理学」を確立し、大きな広がりをもった理論を展開した。「自己愛」を中心として、「自己」の発達に関する研究に生涯を捧げた(
さてどうしましょう:日本と世界の歴史散策 What should we do now? Explore the history of Japan and the world. 〜 PEKのひとりごと PEK’s soliloquy Mental Health Spot 〜 今回は、まず「野心と理想」についてまとめる。「自信とプライド」と言い換えてもよい。次いで健全な自己発達の概論に再度触れる。そのあと、自己の発達過程に何らかの障害を来したパーソナリティー障害について概説する。 コフートの発達理論においては、「自己愛」は自己の発達を促す根源的なエネルギーである。人が人としての形を保つ上で欠かせない。自己の発達に必要な重要な他者、すなわち三種類の「自己-対象」から、人はさまざまな能力などを取り入れて消化吸収し成長する。 三種類の「自己-対象」は、すでに述べている通り「鏡自己-対象」「理想化自
不安な世相を反映し、メンタルヘルスの重要性が、強く認識されるようになってきました。そのこと自体はとてもよいことだと思われます。しかし今、あまりに多くのことが心の問題とされ過ぎていないでしょうか。心を重要視することが、他の要因から目をそらすことにつながっているように感じることはないでしょうか。現在の心の問題の扱われ方について、パーソナリティ心理学がご専門の渡邊芳之先生に、お考えをお書きいただきました。 東日本大震災のあとに、避難所や仮設住宅に「カウンセラーお断り」という貼紙がされたことがあったという。震災やその後の津波の被災者となった人々は強い不安や苦悩を感じており、そうした人々への「心のケア」が急務とされて、国や自治体の要請で現地に入ったカウンセラー、臨床心理士は多かったはずである。それが「お断り」されてしまうというのは奇妙なことだ。 しかし、実際に被災地の人々が求めていたものはなんだった
対象愛(たいしょうあい)とは? 自体愛とは?→自己愛とは? の続きです。 「自体愛」(じたいあい)は、自分のことしか考えない幼少期の愛の発達段階、 「自己愛」(じこあい)は、青年期以降の自体愛にとらわれる「未熟な自己愛」と、他人のことも愛せる「成熟した自己愛」 と簡易的にまとめました。 「対象愛」とは、この「成熟した自己愛」以降のことです。 コフートはその対象愛を否定的に(他人のことだけしか愛する人間なんてありえない、必ず自分も愛する気持ちもあるはず)考えたため自己愛を2つに分けることで、自己愛の人でも成熟してれば「対象愛」があると言いました。 コフートの言葉を借りれば、 自分が愛されるためには、まず相手を愛す必要があります。 何もしてないのに愛されようとするのは未熟なのです。 最初は少し冷酷な言い方に聞こえるかもしれませんが、「他人を愛する」ということは、人によって大小の差があれど「自分
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