世界でインフレが深刻な問題になっている中、まさか中国では「デフレ地獄」が始まっていることをご存じだろうか―ー。 11月9日に発表された10月の卸売物価指数(PPI)は前年同月に比べて1.3%下落し、2020年12月以来1年10ヶ月ぶりのマイナスになったほか、不動産市場の不調が原因となって「資産デフレ」も引き起こしているのだ。 そんな中国のデフレリスクの台頭は、じつは世界経済にとって「炭鉱のカナリア」なのかもしれない。不動産市場が低調になっているのは中国だけではないからだ―ー。 いま中国で、そして世界で「本当に起きていること」を最新レポートしよう。 いま世界で起きている「不動産の重大危機」 実際、金融引き締めによりバブル化した世界の不動産市場は軒並み苦境に陥っている。 米国の11月の住宅市場指数は前月から5ポイント低下し33となった。4ヶ月連続で好不況の分かれ目となる50を割り込んだ。同指数
![住宅価格が「20%下落する」…! 世界で始まった「不動産大崩壊」の“ヤバすぎる現実”と、2023年に「大恐慌」と「デフレ地獄」がやってくる…!(藤 和彦) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1b54f7f86f58d72130991a5f98886f6b465d11cd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Fc%2F1200m%2Fimg_dcf54308c0e0bd4df2ab7c701c5b69da43600.jpg)