集合知プログラミング 作者: Toby Segaran,當山仁健,鴨澤眞夫出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2008/07/25メディア: 大型本購入: 91人 クリック: 2,220回この商品を含むブログ (277件) を見る当初はサンプルコードがPythonということで購入した本書ですが、読んでみると内容の素晴らしさに驚嘆しました。私が今までに読んだオライリーシリーズでも屈指の名作だと思います。 『集合知プログラミング』とは 『集合知プログラミング』は、Amazonの協調フィルタリングのように、ウェブ上のデータを収集してユーザーの嗜好にあったコンテンツを推薦したり、大量のデータを分かりやすく分類・可視化するプログラムを簡単に実装する技術を解説した書籍です。Webプログラミングをかじったことのある方でしたら、だれしもAmazonのような推薦サービスを作ってみたいと思ったこと
とうとう、水村美苗の長編評論「日本語が亡びるとき」が本になった。 本書の冒頭の三章(280枚)が「新潮」9月号に一括掲載されたのを一気に読み感動してから数か月、待ちに待った刊行である。 日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見るこの本は今、すべての日本人が読むべき本だと思う。「すべての」と言えば言いすぎであれば、知的生産を志す人、あるいは勉学途上の中学生、高校生、大学生、大学院生(専門はいっさい問わない)、これから先言葉で何かを表現したいと考えている人、何にせよ教育に関わる人、子供を持つ親、そんな人たちは絶対に読むべきだと思う。願わくばこの本がベストセラーになって、日本人にとっての日本語と英語について、これから誰かが何
Nick Carrの新著の邦訳『クラウド化する世界』を読んだので書評を。 クラウド化する世界 作者: ニコラス・G・カー,Nicholas Carr,村上彩出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2008/10/10メディア: ハードカバー購入: 21人 クリック: 162回この商品を含むブログ (160件) を見る本ブログの読者であれば説明不要と思うが、Nick Carrと言えば、IT業界の動向を鋭い舌鋒で切り刻む論客。手放しにWeb 2.0などの動向を礼賛する人が多い中で、最新の事象に対するきちんとした理解と健全な懐疑精神でもって辛口な論評を繰り広げ、同質な意見が蔓延しがちなBlogsphereのバランスをとっているお方。 そのCarrの新著『クラウド化する世界』は、"一つの機械(One Machine)"と"雲の中に住む(Livng in the Cloud)"の二部構成。 第一部では、
先日,県内のある高校でコンサートをさせてもらった時のことを書いた。本番ではこの学校の生徒さんたちと一緒に演奏する機会もあったのだが,そのリハーサルのとき,にこにこした,元気そうな女子生徒が声をかけてきた。別の男子生徒が楽器について聞きたいことがあるというのだが,その積極性と,日本で音楽教育を受けた人ならいわないような表現だったこと,さらに日本語のイントネーションが気になったので,ちょっと英語で問いかけてみたら,カナダからの留学生だそうだ。 いわゆる世間話をちょこちょこっとしたのだが,その男子生徒や楽団の仲間たちの驚きの表情は面白かった。 「すごいですね~」 そこで私はすかさず答えた。 「使っている英語は中学レベルの易しい言葉だけだよ~」 なかなか人々は納得しないのだけれど,事実だから仕方がない。 このところ,フィンランド・メソッドとか呼ばれてフィンランドの教育に関心が集まっている。 その関
http://nobelprize.org/nobel_prizes/economics/laureates/2008/ 驚いたw 受賞理由は上記にあるようにマクロ経済学の業績ではありませんが、これから彼の発言がより一層重要視されることでしょう*1。 さてこれを記念してクルーグマンの本で僕が好き=お世話になったものベスト5をあげたいと思います(邦訳のあるのだけ)。 第5位:『予測 90年代、アメリカ経済はどう変わるか』 邦題がだめとの指摘がありますが、この本は大学院のときに授業で日米貿易摩擦についての議論をレポートにするときに最も依拠したものです。他には竹中平蔵氏の本とか伊東光晴氏の本も読みましたがどれも僕には「?」ばかりで、一番教科書の経済学に適合していたクルーグマンのこの翻訳をベースに課題レポートを仕上げたのです。先生は実務家の人で、僕がこのレポートをもとに報告し、伊東氏や竹中氏の貿易
プロとしてのOracleアーキテクチャ入門 Oracle現場主義 業務システムを作っていると、好き嫌いはさておいて現代においてはやはりRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)の利用は不可欠です。そのRDBMSをきちんと使い切るには大きく三つのポイントが重要になります。 ふたつめは「SQL」についてです。データベースに蓄積されたデータはそのままでは意味がありません。活用しなければデータの持ち腐れです。そのデータ活用の手段として用いられるのがSQLです。SQLの習得については拙著「SQL書き方ドリル」で書かせて頂きました。 そしてみっつめが「内部動作」です。この内部動作を理解していない人が設計をしたデータベースというのは、実用に耐えられないことがままあります。またSQLを書くにあたって内部動作の理解は重要です。 ところがこの内部動作というのは、RDBMSごとにかなり異なります。また
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く