雨が降ったあとに現れる虹。太陽の光が水滴に反射してできるということは知られていますが、なぜそれぞれの色がきれいに弧を描くのか、その理由をご存知でしょうか。今回の「SciShow」では、虹ができるしくみを科学的に解説します。 水滴で光はどう反射するか ハンク・グリーン氏:虹を作るには、3つの材料が必要ですね。太陽の光と、水と、そしてあなたたちです。 おそらく知っていると思いますが、太陽の光は可視スペクトル内のすべての色と、目に見えないたくさんの光の波長で構成されていますよね。 光が1つの媒介物、たとえば空気からもう1つのより濃度の高い媒介物、たとえば水に移動するとき、光は減速し、新しい媒介物に入ったときとは違う角度で出て行きます。これは屈折と呼ばれています。 水の場合には、光は水滴に入ってその内表面に鏡のように反射し、そして鋭角に出て行きます。 色はそれぞれちがう波長を持っていて、その波長が