JR東海は3月30日、武蔵野貨物線の梶ヶ谷貨物ターミナル駅(川崎市宮前区)で中央新幹線の安全祈願・起工式を行った。神奈川県内で中央新幹線の安全祈願・起工式が行われるのは、これが初めて。JR東海の山田佳臣会長や柘植康英社長、神奈川県の黒岩祐治知事らが出席した。 今回行われたのは、中央新幹線第一首都圏トンネル(全長約36.9km)の梶ヶ谷非常口・資材搬入口新設工事の安全祈願・起工式。山田会長と西松建設の近藤晴貞社長がくわ入れを行い、工事の安全を祈った。 起工式では、柘植社長が「工事は長きにわたる。安全と地域の生活、環境に十分心しながら、地域の皆様と連携して着実に工事を進めていきたい」とあいさつ。フジテレビの記者だった黒岩知事は「30年前に宮崎リニア実験線を取材した。そのときはもっと早く実現すると思っていたが、意外と時間がかかった。(開業まで)あと10年、本当に未来が近づいてきたなと実感している