「詳細設計書ってあるじゃないですか。」 「あるね。」 「『必要ですか』って聞かれたんですけど。」 「そう。」 「必要ですかね。」 「何て答えたの。」 「成果物で決めているなら必要でしょう、って。」 「成果物なら必要だね。」 「『じゃあ、成果物じゃなければ必要ないんでしょ』って聞かれて。」 「何て答えたの。」 「詳細設計書で何を伝えたいか決まっているの、って。」 「質問で返したんだ。」 「まぁ、そうですが。でも、質問の意味が解らないし。」 「そしたら。」 「設計する人とコード書く人が同じならいらいですよね、って。」 「質問が変わった気があるね。」 「まあまあ。」 「それで。」 「同じ人なら確かにいらない、って。」 「マジで。」 「はい。」 「とっても限定されている条件下での話、だよね。」 「うーん、そうかも…しれないですね。」 「今のビジネスでそんな条件下、存在するんかい。」 「わからないで