ひとつは、GTC4 ルッソTのワールドプレミア。端的に言えば、これは先ごろFFからGTC4ルッソと名を変えたフロントエンジン、4WD、4シーターモデルのエンジンをV12 6.3リッター自然吸気からV8 3.9リッター ターボに積み替えたものだが、フェラーリ自身は「ただエンジンが変わっただけではない」と説明する。 その代表的な例が、駆動方式が4WDからRWDに変更した点にある。これとエンジンのダウンサイジングによって合計50kgの軽量化を実現。なかでもフロント荷重を軽減したことでより俊敏なハンドリングが手に入ったという。ちなみに価格はV12モデルに比べて14%ほど安く(イタリアの場合)、主要なターゲット層としてはGTC4ルッソよりやや若い30〜45歳を想定しているようだ。 2番目のニュースは、フェラーリが2017年に創立70周年を迎えることを受け、様々なイベントが準備されているというもの。こ